男子テニス元世界ランク1位のアンディ・マリー(イギリス)は、母国開催のグランドスラムであるウインブルドンに向けて「最後の大会のつもりで臨む」と意気込みを明かしている。
2013年と16年のウインブルドンを含む、過去3度のグランドスラムチャンピオンであるマリーは、ここ数年はケガに悩まされており、18年~19年には股関節に2度の手術を受けた。その後も、度々股関節に問題を生じさせてツアー復帰と離脱を繰り返し、現在のランキングは119位と落ち込んでいる。
それでも、先週の『シンチ選手権』で約3か月ぶりにツアー復帰を果たしたマリーは、1回戦で世界46位のブノワ・ペールを下し2回戦に進出。第1シードで世界9位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に敗れはしたものの、今年3度目のATPツアーレベルの大会でまずまずのプレーを見せた。なお、ベレッティーニはその後も快調な勝ち上がりでこの大会を優勝している。
イギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューで、ウインブルドンへの抱負を聞かれたマリーは、「僕はたくさんのケガをして、たくさんの挫折を味わってきた。今回も何がわかるかわからない」と前置きしつつ、「だから、(ウインブルドンを)自分の最後の大会だと思って、最大限の力を発揮したい」と述べた。
とはいえ、まだまだプレーを続ける意思は固いようで、今週の後半には芝の王者ことロジャー・フェデラー(スイス)とのトレーニングを控えるマリーは「質の高いグラスコートプレーヤーと練習して可能な限りの準備をしたいと思う。最後のウインブルドンにしたくないし、今すぐにはやめたくはないからね」と明かした。
2019年の同大会では、前述の股関節の手術から復帰したばかりで、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と組んだミックスダブルスのみの出場で、3回戦に進出した。この贅沢なペアリングでの勝ち上がりは当時大きな話題となり、今回もそれを期待するファンは多いが、今年はシングルスのみの出場を予定している。
マリーはこれについて「シングルスだけで十分だよ。ここ1年ほどはシングルスの試合をこなすので精いっぱいだった。だから今年はシングルスだけに専念するんだ」と語っている。
構成●スマッシュ編集部
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2013年と16年のウインブルドンを含む、過去3度のグランドスラムチャンピオンであるマリーは、ここ数年はケガに悩まされており、18年~19年には股関節に2度の手術を受けた。その後も、度々股関節に問題を生じさせてツアー復帰と離脱を繰り返し、現在のランキングは119位と落ち込んでいる。
それでも、先週の『シンチ選手権』で約3か月ぶりにツアー復帰を果たしたマリーは、1回戦で世界46位のブノワ・ペールを下し2回戦に進出。第1シードで世界9位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に敗れはしたものの、今年3度目のATPツアーレベルの大会でまずまずのプレーを見せた。なお、ベレッティーニはその後も快調な勝ち上がりでこの大会を優勝している。
イギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューで、ウインブルドンへの抱負を聞かれたマリーは、「僕はたくさんのケガをして、たくさんの挫折を味わってきた。今回も何がわかるかわからない」と前置きしつつ、「だから、(ウインブルドンを)自分の最後の大会だと思って、最大限の力を発揮したい」と述べた。
とはいえ、まだまだプレーを続ける意思は固いようで、今週の後半には芝の王者ことロジャー・フェデラー(スイス)とのトレーニングを控えるマリーは「質の高いグラスコートプレーヤーと練習して可能な限りの準備をしたいと思う。最後のウインブルドンにしたくないし、今すぐにはやめたくはないからね」と明かした。
2019年の同大会では、前述の股関節の手術から復帰したばかりで、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と組んだミックスダブルスのみの出場で、3回戦に進出した。この贅沢なペアリングでの勝ち上がりは当時大きな話題となり、今回もそれを期待するファンは多いが、今年はシングルスのみの出場を予定している。
マリーはこれについて「シングルスだけで十分だよ。ここ1年ほどはシングルスの試合をこなすので精いっぱいだった。だから今年はシングルスだけに専念するんだ」と語っている。
構成●スマッシュ編集部
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