海外テニス

「ホスト国のスーパースターが東京五輪を去る」大坂なおみの敗退に海外メディアも驚き「ストロークに苦しんだ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.07.27

肩を落とす大坂なおみ(左)と勝者のボンドルソワ(右)。(C)Getty Images

 東京オリンピックのテニス競技(7月24日~8月1日/東京:有明/ハードコート)は27日に、女子シングルス3回戦などを実施。第2シードの大坂なおみ(日清食品/世界ランク2位)が、マルケタ・ボンドルソワ(チェコ/42位)に、1-6、4-6のストレートで敗れた。

 第1シードのアシュリー・バティー(オーストラリア)が1回戦敗退となり、第2シードの大坂なおみには、金メダルの可能性が高まっていただけに、海外メディアもすぐさま驚きを持って報じている。

 アメリカの『TENNIS.com』は、「4度のグランドスラムチャンピオンにとっての初めてのオリンピックは、2019年ローランギャロス準優勝者によって終止符を打たれた」と、3回戦敗退となったことを報告。

 続いて、「ボンドルソワが2つブレークして4-0とリードし、24分で第1セットを奪った。世界ランク2位の大坂はセカンドセットの最初のゲームをブレークして2-0とリードしたことで、挽回し始めたかに見えた。しかし、ボンドルソワがブレークバックに成功。最後のゲームでは、大坂なおみが2度マッチポイントをセーブしたが、ボンドルソワが試合を締めた」と詳しく試合の流れを伝えている。
 
『AP通信』も「大坂なおみが東京オリンピックから姿を消す」との見出しで、「ホスト国のスーパースターが東京五輪を去る」と伝えた。

 敗因として、「世界2位の大坂なおみはいつも頼りにしているストロークに苦しんだ。42位のボンドルソワはドロップショットなどを駆使して、大坂をコンフォートゾーンから引っ張り出した。大坂は1、2回戦をストレートで勝利していたが、今日は外が雨のため、屋根が閉まっておりコンディションに違いがあった」と分析している。

構成●スマッシュ編集部

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