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「私にとって夢のような時間」敗退した大坂なおみが感謝と謝罪。「次も日本代表として出場」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.07.27

日本代表を意識したカラーをまとって戦っていた大坂なおみ。(C)Getty Images

 東京オリンピックの顔として、開会式では聖火の最終点火者という大役を果たした大坂なおみ。競技の面では、第2シードで出場し、金メダルも期待されたが、7月27日の3回戦で、マルケタ・ボンドルソワ(チェコ/42位)に、1-6、4-6のストレートで敗れてしまった。

 沈痛な面持ちでコートを去った大坂が、試合後にマネージメント会社を通じて、コメントを発表した。

「初めに大会関係者の方々、医療従事者の方々、そして応援してくださった皆様に心から感謝します」と謝辞を述べ、「母国である日本でのオリンピック開催で、日本代表としてこの大きな舞台に立てたことは私にとって夢のような時間であり、とても誇りに思っています」と日本代表としてプレーしたことについてコメント。

  続けて、「今の自分にできるプレーをさせていただきましたが、皆様の期待に応えることができずにごめんなさい。私自身も今はとても悔しい気持ちですが、これからもテニスプレイヤーとして頑張っていきます」と、謝罪の言葉を述べている。
 
「開会式では聖火リレーの最終ランナーも務めさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。私の東京オリンピックはここで終わってしまいましたが、オリンピック・パラリンピックはこれからも続いていきますので、私も 皆様と共に日本代表を応援したいと思います」と、日本代表にエールを送った。 

 最後は、「次のオリンピックにも日本代表として出場できるように努力していきます」との言葉で締めている。

 今年の全仏オープン前には記者会見のあり方について問題提起し、メンタルヘルスの問題で全仏オープン以降は大会に出場していなかった大坂。戦う姿からも、日本代表の誇りを持ってプレーしていることがうかがえていただけに3回戦敗退は残念だが、本人が言う通り、次のオリンピックでメダルを再び目指してほしい。

構成●スマッシュ編集部

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