海外テニス

ジョコビッチを倒したズベレフが、198センチ同士の強烈な打ち合いを制して初出場で金メダル!【東京五輪】

スマッシュ編集部

2021.08.01

グランドスラム優勝がまだないズベレフにとって、五輪優勝は大きなタイトルとなった。(C)Getty Imaes

 東京オリンピックテニス競技(7月24日~8月1日/東京:有明/ハードコート)では、8月11日に男子シングルス決勝戦が行なわれ、世界ランク5位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、同25位のカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3、6-1と圧倒して五輪初出場で頂点に立った。

 ズベレフは、女子のステフィ・グラフに続くドイツ人金メダリストとなり、ドイツ男子としては初の快挙となった。

 2人の対戦成績は2勝2敗のイーブンだが、直近のハードコートでの2大会では、ハチャノフが勝利している。

 圧倒的な金メダル候補だったジョコビッチを準決勝で倒したズベレフは、決勝でも好調を維持。ハチャノフも良い状態で決勝を迎えており、強烈なサービスに激しいラリーが展開される。守備力も高く、フォアでもバックでも攻められるズベレフが、2ブレークして6-3で第1セットを奪取した。
 
 ズベレフの勢いは止まらない。積極的にネットプレーも加えていき、ラリー戦になっても譲らず、6-1で圧倒して悲願のビッグタイトルを手に入れた。

 オリンピック出場を早い段階で明言し、当初は3種目に出場すると言っていたズベレフ。結局2種目の出場をなったが、意欲を燃やしていた五輪で最高の結果を出すことができた。大きなタイトルを手にして、今後のさらなる活躍が期待される。

【テニス競技シングルス結果】
●男子
金メダル:アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)
銀メダル:カレン・ハチャノフ(ロシア)
銅メダル:パブロ・カレノブスタ(スペイン)
●女子
金メダル:ベリンダ・ベンチッチ(スイス)
銀メダル:マルケタ・ボンドルソワ(チェコ)
銅メダル:エリーナ・スビトリーナ(ウクライナ)

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】A・ズベレフが放つ時速220キロのスピン系フラットサービス連続写真!