国内テニス

43歳の福田勝志が本戦切符。ジュニアや学生も揃って勝ち上がった全日本選手権予選

スマッシュ編集部

2019.10.25

伝統の全日本選手権がいよいよ開幕。写真は大会パンフレットより抜粋

「三菱 全日本テニス選手権94th」は、10月26日(土)から11月3日(日)まで、東京・有明コロシアム/有明テニスの森公園コートにて本戦が開催される。それに先立ち、10月25日(金)には男女シングルスの予選決勝が行なわれ、それぞれ12名が本戦の切符を手にした。

 男子シングルスでは福田勝志(LUCENT ATHLETE WORKS)が吉川雄介(ロイヤルSC TC)に6-4、6-3で快勝。福田は43歳の大ベテランで、全日本選手権には1997年に初出場を果たした。最後に本戦を戦ったのは2012年で、7年ぶりの大舞台復帰となる。

 一方で若手も奮闘を見せた。ジュニアの齋藤惠佑(グローバルプロTA)、高卒プロ1年目の市川泰誠(ノアIS)、渡邉聖太(ノアIS)、大学生の松本樹(近畿大学)、望月勇希(中央大学)、楠原悠介(法政大学)、田形諒平(筑波大学)、岡垣光祐(法政大学)、橋川泰典(日本大学)、大植駿(関西大学)らが本戦入りを決めている。
 女子シングルスではジュニアの光崎楓奈(h2エリートTA)、大学生の松本安莉(山梨学院大学)、永田杏里(慶應義塾大学)、今村凪沙(鹿屋体育大学)、清水映里(早稲田大学)らが予選を突破。予選第1シードでプロ1年目の19歳・西郷里奈(TEAM自由が丘)も順当に勝ち上がった。

 本戦は26日(土)の午前10時からスタート予定。今年は上位選手の欠場が例年以上に目立つが、それだけに若手には下克上のチャンスでもある。今日、予選を勝ち上がったジュニアや学生が、勢いに乗って優勝争いを演じることもあるかもしれない。目の離せない戦いの幕が切って落とされる。

構成●スマッシュ編集部