男子テニスツアーの『シティー・オープン』(8月2日~8日/アメリカ:ワシントンDC/ハードコート/ATP500)では、現地8月4日にシングルス2回戦を実施。第1シードで世界ランク3位のラファエル・ナダル(スペイン)が、同192位のジャック・ソック(アメリカ)を6-2、4-6、7-6(1)のフルセットで下し、ツアー復帰戦を白星で飾った。
ナダルは今年6月に行なわれた全仏オープンのシングルス準決勝で世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗退後、足の故障とメンタルの疲労のためにツアーを離脱。今大会が約2か月ぶりの公式戦となったものの、この試合は序盤からブランクを感じさせないプレーでソックを圧倒し、危なげなく第1セットを先取する。
だが、第2セットに入るとストロークのミスが重なり、セットオールに持ち込まれると、ファイナルセットでも強烈なフォアハンドを繰り出すソックに苦戦。それでもタイブレークではラリー戦で主導権を握り、3時間4分にも及ぶ激闘に終止符を打った。
苦しみながらも2回戦を突破したナダルは試合終了後に行なわれたオンコートインタビューで「試合は簡単ではなかった。試合内容が少し厳しくなりすぎた」と振り返った上で、「正直なところ、足の痛みをもう少し軽くしたいんだ。それが真実だ」とコメント。依然としてフィジカルの面で一抹の不安を抱いているようだ。
それでも最後には「何か月も試合に出ないでいると、体調を整えるためにこういう難しい試合も必要なんだ。だから心配はしていない」と前向きな言葉を残しつつ、「彼と相対するのはいつも大変なことだ」と対戦したソックへの称賛の言葉も忘れなかった。
今年の6月には35歳を迎え、すでに大ベテランの域に差し掛かっているナダル。足の状態は気になるところだが、「全ての瞬間でベストを尽くすためにワシントンに来ている」と意気込んでいただけに、今大会では何としても上位進出を果たしたいところだ。次戦でも持ち前の粘り強いテニスで勝利をつかんでほしい。
なお、3回戦へ駒を進めたナダルはベスト8進出を懸け、世界50位のロイド・ハリス(南アフリカ)と対戦する。
文●中村光佑
【PHOTO】2021全仏OPで活躍したナダルら男子選手の厳選写真!
ナダルは今年6月に行なわれた全仏オープンのシングルス準決勝で世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗退後、足の故障とメンタルの疲労のためにツアーを離脱。今大会が約2か月ぶりの公式戦となったものの、この試合は序盤からブランクを感じさせないプレーでソックを圧倒し、危なげなく第1セットを先取する。
だが、第2セットに入るとストロークのミスが重なり、セットオールに持ち込まれると、ファイナルセットでも強烈なフォアハンドを繰り出すソックに苦戦。それでもタイブレークではラリー戦で主導権を握り、3時間4分にも及ぶ激闘に終止符を打った。
苦しみながらも2回戦を突破したナダルは試合終了後に行なわれたオンコートインタビューで「試合は簡単ではなかった。試合内容が少し厳しくなりすぎた」と振り返った上で、「正直なところ、足の痛みをもう少し軽くしたいんだ。それが真実だ」とコメント。依然としてフィジカルの面で一抹の不安を抱いているようだ。
それでも最後には「何か月も試合に出ないでいると、体調を整えるためにこういう難しい試合も必要なんだ。だから心配はしていない」と前向きな言葉を残しつつ、「彼と相対するのはいつも大変なことだ」と対戦したソックへの称賛の言葉も忘れなかった。
今年の6月には35歳を迎え、すでに大ベテランの域に差し掛かっているナダル。足の状態は気になるところだが、「全ての瞬間でベストを尽くすためにワシントンに来ている」と意気込んでいただけに、今大会では何としても上位進出を果たしたいところだ。次戦でも持ち前の粘り強いテニスで勝利をつかんでほしい。
なお、3回戦へ駒を進めたナダルはベスト8進出を懸け、世界50位のロイド・ハリス(南アフリカ)と対戦する。
文●中村光佑
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