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国内テニス

「もう1度ジュニアに戻れるなら?」全国小学生を制しトップジュニアだった寺地貴弘プロからプロを目指すジュニアへ<SMASH>

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2021.08.22

「自分が自分のコーチになれる」力が必要だと言う寺地プロ。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

「自分が自分のコーチになれる」力が必要だと言う寺地プロ。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

 昨年は開催されなかった夏のジュニア全国大会がスタートした。ジュニアたちは頂点を目指してがむしゃらにプレーしていることだろう。

 全国小学生を制して、ずっとその年代のトップに君臨し、プロに転向した寺地貴弘氏が自身のジュニア時期とプロ転向時を振り返り、プロを目指すジュニアに上達のためのアドバイスをしてくれた。

「ジュニアの時はコーチがいますが、プロになったばかりだとコーチを付けられないことが多くあります。しかし、プロの世界は自分が持っている技術やノウハウだけで生き抜いていけるほど甘くはありません。そこで重要なのが、他の選手を見て盗んで、それを自分のものに変換して、レベルアップしていく力です」

 つまり、「自分が自分のコーチになれる」力が必要だと言う。プロになると毎週試合に出場して時間もない。それでも成長しなくてはランキングは上がらない。ジュニアにとっても学校との両立や日々の練習で時間はあっという間に過ぎていくだろう。

 しかし、「決められた時間の中で、知識を求め、上達を求め、自分で考えて成長することが必要です。これがうまくなるためのスタートだと思います」と断言する。ジュニアの時から、時間がない中でも自分で求め、考え、成長する癖を付けておかないと、プロになった後に苦労するというわけだ。
 
「もう1度ジュニアに戻れるなら?」との問いに寺地氏は、「世界で戦えるテニスの土台作りをします。自分の年代で1位になることを目指し過ぎて、心のどこかでトップを守るために、ブレーキをかけていたところもあった気がします。もっとがむしゃらになれたのかも」と振り返る。

「どれだけの技術を持ってプロになれるかは重要です。全国小学生で優勝した後、プロになることを見据えたテニスに取り組んでいたら、もっとテニスが変わっていたと思います」

 もしもあなたが、または子どもがプロを目指しているのなら、目先の結果だけに捕らわれずに、将来強くなれるための方策を模索してほしい。

取材・文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

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