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「とても自信になる」カルロビッチが全米OP本戦へ!42歳での予選突破はオープン化以降2番目の高齢記録に<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.08.30

42歳にして全米オープン予選突破を果たしたカルロビッチ。(C)Getty Images

 テニス四大大会の全米オープン(8月30日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート/グランドスラム)では、男子シングルスの予選が実施され、世界ランク221位のイボ・カルロビッチ(クロアチア)が3試合を勝ち抜いて見事本戦出場を決めた。

 2メートルをゆうに超える長身で、まるで2階から叩き落すような強烈なサービスを武器に活躍し、日本のテニスファンにも"大先生"という愛称で親しまれているカルロビッチ。今年2月には42歳の誕生日を迎え、テニス選手としては非常に高齢な部類に入るが、今回の全米オープン予選突破は、オープン化以降のグランドスラムにおいて2番目の高齢記録だという。

 ATPツアー公式サイトのインタビューに答えたカルロビッチは、記録達成に「とても自信になるよ」と喜びのコメント。また、2試合以上連続で勝利したのは2019年の下部大会以来のことだったようで、これについても「休まずに3日間で3試合連続勝利できたことは、僕にとって非常に良いことだ」と語った。
 
 予選とはいえグランドスラムの大舞台。戦った選手たちも強敵揃いだった。「トップ100に100人以上入ることはもちろんできない。たとえ200位台や300位台でも、レベル的にはさほど差はないんだ。すべての選手がハイレベルで、本当に難しいものだった」と、自身の勝ち上がりを振り返る。

 本戦1回戦では、世界7位で第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)との初対戦を迎える。これからのテニス界を担うであろう強力な若手との戦いとなるが、カルロビッチは「彼はたぶん僕のゲームスタイルが好きではないだろうから、チャンスはあると思う」と自信をのぞかせつつ、「僕には失うものは何もない。一瞬一瞬を楽しむようにして、何が起こるのかを見てみようと思う」と明かしている。

構成●スマッシュ編集部

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