テニスの四大大会「全米オープン」(8月30日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート/グランドスラム)で物議をかもしている、ステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク3位)のトイレットブレーク問題について、3回戦のアドリアン・マナリノ(フランス/44位)に勝利したチチパスが新たな見解を示した。
チチパスは、前哨戦のシンシナティ準決勝でアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ/4位)と対戦した際、セット間にトイレットブレークを長い時間取得し、ズベレフから猛批判を受けていた。また、今大会初戦のアンディー・マリー(イギリス/112位)戦でも同様の出来事が起こり、これで調子を狂わせたマリーは「彼への敬意を失った」と失望を露わにしている。
チチパスはマリー戦後の会見で、自身の行動について言及。「僕はルールを破ったとは思っていないし、ガイドラインに沿ってプレーしたつもり。ルールを守り、フェアなプレーをしていれば、あとは問題ない」と語り、そしてその言葉通り、続く現地9月1日のマナリノ戦でも約8分間のトイレットブレークを取得した。
コートに戻るころには、選手と同様に不満を募らせた観客から、激しいブーイングが巻き起こっていたが、これについて後の会見で問われたチチパスは「何も悪いことをしていないから(ブーイングは)理解できない」とコメント。
ファンを愛していると付け加えつつも「彼らは(自分たちほどの)高いレベルのテニスをしたことがないから、僕たちがしていることにどれほどの努力が必要で、どれほど困難なのかを理解していないんだ。するべきことをするためにはちょっとした休憩が必要な時もある」と、プロレベルならではの行動なのだと説明した。
なお、敗れたマナリノも試合後にチチパスの行動について意見を求められ、「彼は何も間違ってはいない。(ATPの)ルールが間違っていると思う」としている。ATPのルール上では、トイレットブレークについて特に時間制限は定められていないが、「合理的な」時間内で取得するべきとされている。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】チチパスら全仏オープン2021で活躍した男子選手たちの厳選写真
チチパスは、前哨戦のシンシナティ準決勝でアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ/4位)と対戦した際、セット間にトイレットブレークを長い時間取得し、ズベレフから猛批判を受けていた。また、今大会初戦のアンディー・マリー(イギリス/112位)戦でも同様の出来事が起こり、これで調子を狂わせたマリーは「彼への敬意を失った」と失望を露わにしている。
チチパスはマリー戦後の会見で、自身の行動について言及。「僕はルールを破ったとは思っていないし、ガイドラインに沿ってプレーしたつもり。ルールを守り、フェアなプレーをしていれば、あとは問題ない」と語り、そしてその言葉通り、続く現地9月1日のマナリノ戦でも約8分間のトイレットブレークを取得した。
コートに戻るころには、選手と同様に不満を募らせた観客から、激しいブーイングが巻き起こっていたが、これについて後の会見で問われたチチパスは「何も悪いことをしていないから(ブーイングは)理解できない」とコメント。
ファンを愛していると付け加えつつも「彼らは(自分たちほどの)高いレベルのテニスをしたことがないから、僕たちがしていることにどれほどの努力が必要で、どれほど困難なのかを理解していないんだ。するべきことをするためにはちょっとした休憩が必要な時もある」と、プロレベルならではの行動なのだと説明した。
なお、敗れたマナリノも試合後にチチパスの行動について意見を求められ、「彼は何も間違ってはいない。(ATPの)ルールが間違っていると思う」としている。ATPのルール上では、トイレットブレークについて特に時間制限は定められていないが、「合理的な」時間内で取得するべきとされている。
構成●スマッシュ編集部
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