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海外テニス

大坂なおみの休養宣言をレジェンドたちが支持「治癒のために必要な全ての時間を」<SMASH>

中村光佑

2021.09.06

全米オープン3回戦に敗れ、「しばらくテニスから距離を置きたいと思う」と宣言した大坂。(C)Getty Images

全米オープン3回戦に敗れ、「しばらくテニスから距離を置きたいと思う」と宣言した大坂。(C)Getty Images

 現地9月3日に行なわれたテニスの四大大会「全米オープン」(8月30日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート/グランドスラム)の女子シングルス3回戦で18歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)に逆転負けを喫し、大会連覇を逃した世界ランク3位の大坂なおみ。

 そんな彼女は試合後の記者会見で涙ながらに「次にどの大会に出るかはまだ決めていない。しばらくテニスから距離を置きたいと思う」と長期のツアー離脱を示唆したが、テニス界のレジェンドたちも大坂の決断を支持しているようだ。

 男子テニス元世界4位のジェームズ・ブレーク氏は現地4日に自身のツイッターを更新し、「自分にとってベストな行動をしてください。あなたの素晴らしいテニスを再び見たいのはもちろんですが、何よりもあなたの幸せな姿を見たいのです」と大坂へのメッセージを投稿。

 その後、男子元1位のボリス・ベッカー氏がこのブレーク氏のコメントを引用リツイートした上で、「その通りだ」と賛同した。
 
 さらに、四大大会で通算12回の優勝経験を持つビリー・ジーン・キング氏も「回復、休息、治癒のために必要な全ての時間を取ってください」と大坂へエールを送った上で、「あなたへ愛とサポートを送ります」と締めくくった。

 今年6月の全仏オープンでは大会開幕直前に突如記者会見ボイコットを宣言し、同時に2018年の全米オープン優勝後から心の病に悩まされていたことを明かした大坂。依然としてメンタルの不調が続いているが、レジェンドたちの言葉通り、まずは回復に専念することが重要となるだろう。どれだけ時間がかかっても、再び大坂が元気な姿でコートに戻ってくることを待っている。

文●中村光佑

【PHOTO】全米オープン2021での大坂なおみ

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