全米オープンでの早期敗退の影響を感じさせない圧巻の振る舞いを見せた。

　現地時間９月13日、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されたファッションイベント『メットガラ』に大坂なおみが登場。奇抜なデザインのドレスに身を包み、話題を呼んでいる。

　先日行なわれた全米オープンの女子シングルス３回戦で、レイラ・フェルナンデス（カナダ）に敗れた大坂。試合後には涙ながらに「しばらくテニスから距離を置きたい」と明かしていた。だが、それから約10日後に元気な姿を見せた。

　共同ホストの1人としてメットガラに参加した大坂は、ルイ・ヴィトンのカラフルなコルセットドレスと、『VOGUE』誌が「22個のフリルをあしらったシルク混紡のケープ」と表現した衣装で登場した。

　姉の大坂まりがデザインに携わったという鯉のぼりの描かれたスカートも履きこなした彼女は、この衣装について「私にとってのアメリカーナとは、あらゆる文化が混ざり合ったもので、今回の衣装は私の２つの伝統、ハイチと日本の両方の文化を取り入れています」と説明した。
  　さらに複雑に編み込まれ、リボンのように左右に広がる髪型もクローズアップされている。米放送局の『FOX Sports』は「今にも飛んでいきそうなほど見事で、まるで翼が生えているかのよう」と絶賛した。

　大坂は最新の世界ランキングで前週の３位から５位に後退。昨年の９月以降、１年間キープしていたトップ３から陥落した。ツアー復帰の目途も含め今後の動向にも注目したいところだが、まずはゆっくりと休養して心身の回復に努めてほしい。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】全米オープン2021での大坂なおみのプレー集