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海外テニス

「『私を見て!』と叫ぶよう」イギリス名司会者がメットガラと大坂なおみを痛烈批判<SMASH>

中村光佑

2021.09.19

日本とハイチの伝統に敬意を表した衣装で『メットガラ』に登場した大坂なおみ。(C)Getty Images

日本とハイチの伝統に敬意を表した衣装で『メットガラ』に登場した大坂なおみ。(C)Getty Images

 イギリスきっての名司会者で、歯に衣着せぬ発言が度々物議を醸してきたピアース・モーガン氏が、母国のタブロイド紙「デイリー・メール」にコラムを掲載。女子テニス世界ランク5位の大坂なおみを痛烈に批判した。

 先の全米オープンで当時18歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)に敗れ、試合後の記者会見で涙ながらに「しばらくテニスから距離を置きたい」と明かしていた大坂。だが、以前から抱えていたメンタルの不調も続いているなか、現地時間9月12日にはニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されたファッションイベント『メットガラ』に共同ホストの1人として登場。ルイ・ヴィトンの奇抜なデザインのドレスもSNS上で話題を呼んだ。

 ちなみに同イベントにはセレナ・ウィリアムズ(アメリカ)や昨年現役を引退したマリア・シャラポワさん(ロシア)などをはじめ、女子テニス界の名だたるスターも集結。そのなかで自身のルーツである日本とハイチの伝統に敬意を表した衣装を身にまとった大坂は、他のセレブたちにも負けないほどの注目を集めていた。

 ところが、心の不調による無期限のツアー離脱を宣言しながら公の場で元気な姿を見せた大坂に、モーガン氏は違和感を覚えたようだ。メットガラそのものを「偽善とひどく醜い『オートクチュール』の記念碑としてそびえ立つ〝金持ちたちの偽善イベント”だ」と酷評した同氏は、続けてこのイベントに参加した大坂に対し、次のように辛辣な言葉を寄せた。
 
「テニススターの大坂なおみは、今年はほとんどの期間、泣き言を言ったり、コート上でラケットを壊して癇癪を起こしたり、自分の調子の悪さやメンタルヘルスの問題をメディアのせいにしたりしていた。でもメットガラでは、彼女は相変わらず不機嫌な顔で、『私を見て!』と叫ぶようなルイ・ヴィトンのとんでもない衣装を着て、世界中のメディアの前でパレードをした」

 今年6月の全仏オープン開幕直前に大坂が精神的な問題から「記者会見ボイコット」を宣言した際にも、自身のSNSで「彼女(大坂)は傲慢で甘やかされたガキ」などと非難していたモーガン氏。過去には心の病で苦しんでいたメーガン妃を口撃して大きな反発を招いたが、すでに今回の発言でも世間をざわつかせている。

文●中村光佑

【PHOTO】全米オープン2021での大坂なおみ!
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