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国内テニス

【全日本テニス選手権】川村茉那と光崎楓奈が初の決勝へ。全日本女王の座を懸けて20歳の若手同士が激突!<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.11.05

ヨーロッパ遠征で力を付けた川村茉那が決勝に進出。同じ20歳の光崎楓奈とタイトルを争う。写真提供:齋藤宣孝(関西テニス協会)

ヨーロッパ遠征で力を付けた川村茉那が決勝に進出。同じ20歳の光崎楓奈とタイトルを争う。写真提供:齋藤宣孝(関西テニス協会)

 テニスの日本チャンピオンを決める「大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権96th」(10月30日~11月7日/兵庫・ブルボンビーンズドーム/室内ハードコート)は、11月5日に本戦7日目を迎え、女子シングルス準決勝、男子シングルス準々決勝などが行なわれた。

 女子準決勝の1試合目は、20歳で第7シードの川村茉那が、第5シードの荒川晴菜に3-6、6-0、6-2で逆転勝ち。今年の夏にヨーロッパに遠征した川村は「レベルの高い選手とたくさん試合をして、勝負どころで勝負して勝つという経験ができたので自信になった」と、今ノリにノッテいる状態。最近の成長を示す、初めての決勝進出だ。

 もう一方は、やはり20歳の光崎楓奈が4年前の全日本女王である今西美晴に6-1、6-3で快勝し、初の決勝に進出。光崎はここまでに大前綾希子、桑田寛子、今西と、3人の優勝経験者を破ったことになる。「自分たち若い世代が頑張って、しっかり世界で勝負したいと思っているので、決勝まで上がれて良かった」と光崎。決勝で当たる同い年の川村とは一緒に遠征や練習をする親しい間柄で、「最後の決勝はお互いベストのプレーをして一緒に頑張れたらいい」と決意を示していた。
 

 男子準々決勝は残っていた2試合を実施。第3シードの今井慎太郎が市川泰誠に6-2、6-4、ノーシードから勝ち上がった片山翔が6-3、6-0で大学生の田形諒平に快勝し、ベスト4入りを決めた。「うれしいというより安堵感の方が強い。ここからが本当の勝負」と言う今井に対し、片山は「賞金100万円なので素直にそこがうれしい」と家族持ちらしく率直に喜ぶ。

 2人は早稲田大学出身で、片山が4つ上の先輩。準決勝で当たることについて「同じ大学の卒業生と準決勝を戦えるのはうれしい」(今井)、「今、現役の早稲田の学生は元気がないと思うので、早稲田は強いんだというのを見せたい」(片山)と、対戦を楽しみにしていた。どちらも勝てば初の決勝進出となる。

◆女子シングルス準決勝の結果(11月5日)

川村茉那(フジキン)[7] 3-6 6-0 6-2 荒川晴菜(アオヤマスポーツ)[5]
光崎楓奈(h2エリートテニスアカデミー)[15] 6-1 6-3 今西美晴(EMシステムズ)[12]

◆男子シングルス準々決勝の結果(11月5日)

今井慎太郎(イカイ)[3] 6-2 6-4 市川泰誠(ノア・インドアステージ)
片山翔(伊予銀行) 6-3 6-0 田形諒平(筑波大学)[Q]

構成●スマッシュ編集部

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