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「日本選手の未来のために」西岡良仁のジュニア大会「Yoshi's CUP」開幕!優勝者には上限100万円で海外遠征費補助<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.12.12

次世代の選手が活躍するためのインフラを整備したいとの想いから、ジュニア大会「Yoshi's CUP」を主催した西岡良仁(写真中央)。写真=長浜功明(Yoshi's CUP)

「ヨッシー」の愛称で親しまれているプロテニス選手、西岡良仁(世界ランキング81位)が「今後の日本選手の未来のため、自分が現役として影響力を持ち合わせているうちに次世代の選手が活躍するためのインフラが作りたい」という想いから、ジュニアトーナメント『Yoshi's CUP』(12月11日~12日/三重県・三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿)を主催。その記念すべき大会が11日に開幕した。

 大会は出場者8名がAとBの2グループに分かれ1日目はラウンドロビン(総当たり戦)を行ない、2日目は各グループ上位2名による決勝トーナメントと順位決定戦を実施するというもの。試合は1セットマッチだが、全国から集まった有望ジュニアによる試合は、長いデュースやタイブレークなど、白熱した展開が繰り広げられた。

 Aグループでは、第1シードの松岡隼(桜田倶楽部)が2つのタイブレークを制し、3戦全勝で1位。これに大岐優斗(佐土原高校)が2勝1敗で続き、決勝トーナメントへ進出となった。第3シードの本田尚也(文星藝術大学付属高校)と山本夏生(相生学院高校)は順位決定トーナメントへ回る。

 Bグループは、唯一の中学生である富田悠太(チェリーTC)が果敢にネットに詰めるなど挑戦者らしい積極的なプレーで3勝として1位通過。1勝1敗同士で戦った服部怜矢(ノアTA垂水)と三城貴雅(荏原SSC)は、長いラリー戦を三城が制し、2位で決勝トーナメントへ進出した。第2シードの眞田将吾(四日市工業高校)は地元で戦うプレッシャーからか、持ち前の伸び伸びとしたストロークを発揮できずに3敗を喫した。
 
 12日の大会2日目は、決勝トーナメントと順位決定トーナメントが開催される。

 なお、優勝者には報奨支援として上限100万円で海外遠征費・キャンプ費などを補助。また、西岡が独自に選定する「西岡賞」をに選ばれた選手には上限50万円で同様の補助が行なわれる。さらなる成長を遂げたいと願うジュニアにとっては、うれしい支援となるはずだ。

■1日目の結果
【Aグループ順位】
1位:松岡隼(3勝0敗)
2位:三城貴雅(2勝1敗)
3位:本田尚也(1勝2敗)
4位:山本夏生(0勝3敗)

【Bグループ順位】
1位:富田悠太(3勝0敗)
2位:三城貴雅(2勝1敗)
3位:服部怜矢(1勝2敗)
4位:眞田将吾(0勝3敗)

■決勝トーナメント組合せ(12日開催)
松岡隼―三城貴雅、大岐優斗―富田悠太

■順位決定トーナメント組合せ(12日開催)
本田尚也―眞田将吾、山本夏生 ―服部怜矢

構成●スマッシュ編集部
協力●Yoshi's CUP

【PHOTO】西岡良仁主催「Yoshi's CUP」を戦う有望ジュニアたち