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国内テニス

錦織圭も大絶賛!小学生テニスの“聖地”が全仏オープンと同じレッドクレーに改修「他では経験できないことができる」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.03.26

3月26日に行なわれた「第一生命相娯園テニスコート」のオープニングセレモニーでテープカットする錦織圭と伊達公子さん。写真:田中研治

3月26日に行なわれた「第一生命相娯園テニスコート」のオープニングセレモニーでテープカットする錦織圭と伊達公子さん。写真:田中研治

 世界4大大会の一つである「全仏オープン」の会場と同じ“レッドクレー”を用いて作られたテニスコートが都内に完成。3月26日に錦織圭選手と伊達公子さんを招いてオープニングセレモニーが行なわれた。

 新しいコートが完成したのは、全国小学生テニス選手権の舞台として知られる第一生命相娯園テニスコート(東京・世田谷)。赤土をフランスから輸入して作られたというレッドクレーは、日本国内ではナショナルトレーニングセンター(東京/屋内2面)に次ぐ2カ所目となる。

 オープニングセレモニーでテープカットを務めた錦織は、2001年全国小学生大会のチャンピオン。その時以来となる聖地訪問に「久しぶりのこの景色と懐かしい雰囲気。コートの色がガラっと変わったのですごく綺麗になった。またここで色んな戦いが見られるのを楽しみにしています」とコメント。

 残念ながら股関節の故障で現在リハビリ中の錦織が、今季レッドクレーの本家ローランギャロス(全仏会場)に立つことはなさそうだが、「まだテニスがしっかりできているわけではないんですが、最近は動かずにテニスを始めました。リハビリを毎日してというのが続いているので、復帰はちょっとまだなんですけど、順調に進んでいます」と思い出のコートで近況も口にした。
 
 一方、1995年の全仏4強経験者で現在はジュニア育成に関わる伊達さんは、「現役を長く経験したなかでこのレッドクレーいうのは本当にタフなコートであり、日本にいるとなかなか練習を積むことができないコートでした。たくさん苦しんできただけに、ジュニアたちがここでたくさん練習をして、土というものが苦手というのがなくなり、たくさん成長していくことを期待したい」と思いを込めた。

 今後は日本のトップ選手も定期的に使用することが決まっている第一生命相娯園テニスコートのレッドクレー。錦織は「ハードコートとかオムニ(砂入り人工芝)では経験できないことが、このクレーコートではできると思うので。子どもたちには全国小学生大会目指して、やってもらいたいなと思います」と言う。

 なおテープカット後、錦織は地元の小学生とともにスポンジボールを打ち合うゲーム『テニピン』を、真新しいレッドクレーの上で楽しんだ。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】錦織圭と伊達公子がテープカット!屋外で国内初の全仏仕様レッドクレーコートが誕生!!
 

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