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海外テニス

元世界5位のアンダーソンが現役引退を表明。「浮き沈みもあったが、何事にも変えられないもの」<SMASH>

中村光佑

2022.05.04

グランドスラムで2度準優勝しているアンダーソンが35歳で引退。(C)Getty Images

グランドスラムで2度準優勝しているアンダーソンが35歳で引退。(C)Getty Images

 男子テニス元世界ランク5位のケビン・アンダーソン(南アフリカ/現107位)が日本時間5月3日に自身のSNSを更新し、現役引退を表明した。

 現在35歳のアンダーソンは203センチの長身を生かした強烈なサービスとストロークで数々の強敵を打ち破り、ATPツアーでは計7つのタイトルを獲得。グランドスラムでも2度の準優勝を収めるなど大舞台でも強さを発揮し、18年7月には世界ランキングで自己最高位となる5位をマーク。キャリアを通して輝かしい功績を残してきた。

 だがここ数年は右ヒザのケガに悩まされ、大きくランキングを落としていたアンダーソン。錦織圭(66位)との対戦も多かったことから日本でも名の知れたプレーヤーの1人で、毎年10月に東京で開催される「楽天ジャパン・オープン」(ハードコート/ATP500)にも6度出場。丁寧なファンサービスと朗らかな人柄で多くのファンから高い人気を誇っていた。

 このほど更新したSNSで「今日、私はついにプロテニスの世界から引退するという難しい決断を下しました」と綴ったアンダーソンは自身のこれまでのキャリアを次のように振り返った。

「私の人生でテニスをしていなかった時期は覚えていません。30年前、父が私の手にラケットを握らせ、『もし努力する気があるなら、世界最高のプレーヤーのひとりになれる』と言ってくれた時、私は旅に出ました。

 それ以来、テニスは私のルーツである南アフリカのヨハネスブルグをはるかに超えて、私を様々な世界へと導いてくれました。このスポーツは、爽快であると同時に孤独でもあります。浮き沈みもありましたが、何事にも変えられないものです。この旅のおかげで、今の自分があります」
 
 そして妻のケルシーさんやチームメンバー、これまでずっと自身を支え続けてくれた人々へ向けて感謝の言葉を残した。

「私の素晴らしい妻、ケルシーへ。あなた以上に私をサポートしてくれる人はいないと思います。あなたはどんな時も私のそばにいてくれます。美しい娘を一緒に育てながら、新たな人生のチャプターに進んでいくのが待ち切れません」

「私は、長年にわたって私の可能性を最大限に引き出し、私の夢を達成するために支えてくれた素晴らしいコーチ、エージェント、フィジオ、フィットネストレーナー、メンタルコーチに本当に感謝しています。私を見守りながら声援を送り続け、ずっとそばにいてくれたファンの皆さんも、ありがとうございました。皆さんが示してくれた溢れんばかりのサポートに感謝しています」

 トッププレーヤーとしてツアーを盛り上げてくれたアンダーソンの引退は非常に寂しい限りだが、これからのセカンドキャリアも幸多きものとなるよう祈りたい。

文●中村光佑

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