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【テニスマナー講座4】ダブルスでパートナーに“好かれる人・嫌われる人”の違いとは<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.05.05

二人で力を合わせて戦うダブルスでは、どんなパートナーと組むかでプレーの楽しさも変わってくる。(C)Getty Images

二人で力を合わせて戦うダブルスでは、どんなパートナーと組むかでプレーの楽しさも変わってくる。(C)Getty Images

 テニスを楽しむうえでルールを守るのは当然だが、お互いが気持ちよくプレーするにはマナーを守るのも大切。そこでテニス専門誌『スマッシュ』では、日本テニススクール界のパイオニアとして知られる中嶋康博氏の解説をもとに、テニスで「好かれる人」と「嫌われる人」のマナーについて考えてみた。

 第4弾となる今回も、一般の方がプレーする機会の多い『ダブルス』にスポットを当て、「また一緒に試合に出たい」と思われる人と、「二度と組みたくない」と思われる人の違いについて考えてみた。

◆余裕を持って試合会場に来る人・来ない人◆

 まず、試合開始時間が迫っている会場でパートナーに「まだ来ない、まだ来ない」とイライラさせるような人はダメ。こうした問題が続くようであれば、いずれパートナーとして選んでもらえなくなる。

 早い人は試合の1時間前には会場にいるし、知らない会場ならさらに早く会場入りする人もいる。そうした余裕を持った行動のできる人は、安心できるのでパートナーとして好かれる。

◆対戦相手がシードだと戦意喪失してしまう人◆

 試合前に組合せを見て、相手がシード選手だと戦う前から「これは勝てない」と諦める人がいるが、これではせっかくの試合も台無し。「どれだけ通用するか試してみよう」みたいな前向きな人は好かれるが、戦う前から諦めてしまう人とは組みたくない。相手がシードでも食い下がる気持ちでいたいものだ。
 
◆コミュニケーションを大切にする人◆

 これは好かれるパートナーの第一条件とも言える。試合前に話し合いの中で「今日はどうしよう」とか作戦を考えたりできるパートナーは好かれる。相手が話しかけるのを待つのではなく、自分から積極的にコミュニケーションを取れる人だ。

 それがあまり話もせず、試合中に劣勢になるとブスッと黙ってしまい、そのまま試合を終えてしまうような人とは組みたくない。

◆冷静な判断ができず一発勝負をかける人◆

 デュースが続くような拮抗した場面で「ここで決めなければ…」と思って勝負に出ることはある。その上で失敗するのなら仕方ない。だが、そうした場面ではないのに無理やり一発勝負に出てミスを犯すような人とは組みたくない。

 なぜなら冷静な判断ができずに独りよがりのプレーに終始するようでは、チームプレーは成立しないからだ。「勝負か、安全策か…」状況に応じた冷静な判断ができない人では困る。
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