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柴原瑛菜の全仏ミックスVの快挙を日本テニス協会も祝福「攻め続ける姿勢が何より素晴らしかった」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.06.03

優勝カップにキスする柴原瑛菜(右)とコールホフ(左)。日本選手25年ぶりの快挙を日本テニス協会も祝福!(C)Getty Images

 テニス四大大会「全仏オープン」のミックスダブルスで日本の柴原瑛菜が栄冠を手にしたニュースは、日本中を大きな興奮で包み込んだ。

 現地6月2日に行なわれた決勝で、第2シードの柴原/ウェスリー・コールホフ(オランダ)はウリケ・アイケリ/ヨラン・フリーゲン(ノルウェー/ベルギー)に7-6(5)、6-2で快勝。全仏のこの種目では1997年の平木理化/マヘシュ・ブパシ(インド)以来25年ぶり、四大大会のミックスでは99年全米の杉山愛/ブパシ以来23年ぶりに、日本選手が頂点に立った。

 柴原は国別対抗戦のビリー・ジーン・キング・カップや東京オリンピックで日本代表を務めてきた選手。今回の快挙に公益財団法人 日本テニス協会(JTA)からも祝福のメッセージが贈られた。

■JTA会長/山西健一郎
「全仏オープン混合ダブルス初優勝おめでとうございます。コールホフ選手とのコンビネーションのみならず、男子選手の強力なサーブとストロークに怯むことなく立ち向かい、攻め続ける姿勢が何より素晴らしかったと思います。さらなる高みを目指す柴原選手の挑戦をこれからも応援していきます」
 
■JTA専務理事/福井烈
「柴原選手、全仏オープン混合ダブルス優勝おめでとうございます。日本テニス界にとって待望のビッグニュースとなりました。困難な状況の中、目標に向かって練習、トレーニングに励み、結果をつかみ取る姿に感動し、感服しています。今後益々の活躍を期待しています」

 柴原はWTAツアーの女子ダブルスでは通算8勝を挙げているが、グランドスラムでは2021年ウインブルドンと22年全豪の女子複ベスト4がこれまでの最高だった。混合複で一気にその壁を打ち破った柴原。今シーズンはシングルスにも力を入れており、そちらでの活躍も期待される。

構成●スマッシュ編集部

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