海外テニス

女子テニス元1位のバーティーが明かす引退後の生活!「他の選手がボールを打つ姿を見ようとは思わない」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.07.15

全豪オープン優勝後に突如世界1位のまま現役から退いたバーティーが現在の生活について明かした。(C)Getty Images

 今年1月の全豪オープンで悲願の地元優勝を果たすも、その2カ月後に世界ランキング1位のまま現役から退いたアシュリー・バーティー(オーストラリア)が、現在の生活や女子テニス界について英紙『The Guardian』ほか複数のメディアに語った。

 現役時代は女子テニス界屈指の技巧派としてしられた彼女だが、現在の生活ではテニスではなく、ゴルフなど他のスポーツに費やす時間も増えているという。4月には複数のゴルフ大会のエキジビションに出場したことから一部メディアで"ゴルファー転向説"も沸き上がったが、本人は「あくまでもゴルフは趣味のレベルです」と噂を否定した。

 また、"見るテニス"に関しても「いままで数多くのテニスボールを打ってきたのだから、今さら他の選手がボールを打つ姿を見ようとは思わない」そうで、試合中継を見るとしても「最初から最後までソファに座り続けることもない」とその距離感を語る。

 とはいえ女子ツアーの動向に関してはアンテナを張っているようだ。

 女子ツアーの置かれた状況に質問が及ぶと「選手層の厚さは見張るものがある。ランキングのトップ40~50くらいの選手でもトップ10に入れるだけのポテンシャルを持っている。一握りの選手がランキング表の上位を独占するようなことはない、予測不可能な状況にある」と考える。
 
 また、ウインブルドンの試合はあまり見ていないとしつつも、「エレナ(・リバキナ)とオンス(・ジャバー)が決勝に出られたことはともてうれしかったし、付き合いの長いニック(・キリオス)がファイナリスとになったことも最高でした」と振り返る。

 引退と同時に自身の名前をランキング表から消してもらったバーティーは「引退したことに後悔なんて全くない。今でも自分にとって適切なタイミングだったと思っている。私の引退を『理解できない』という人もいるようですが、私自身が希望して決めたことなので尊重してほしいです。だって私は望んでいたことを全て経験できたのですから」と語る。

 そんなバーティーも唯一、引退後に「恋しい」と感じることもあるという。それは長いツアー生活をともに過ごしてきた「チームメイトに会えないこと」だそうだ。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】全豪オープン2022で活躍したバーティーら女子選手の厳選ショット!
NEXT
PAGE
【動画】バーティー最後の戦いとなった全豪オープン決勝ハイライト