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目指すは第2の錦織圭&大坂なおみ!中学生テニスの頂点を目指し熱戦が繰り広げられる【全国中学生テニス選手権大会】<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.08.20

中学テニスの頂点を目指して全国各地の予選を勝ち抜いてきた逸材が高崎に集結した!写真:スマッシュ編集部

 中学生による硬式テニスの頂点を目指す大会、「第49回全国中学生テニス選手権大会」(団体戦8月18日~19日、個人戦8月20日~21日/群馬県高崎市・清水善造メモリアルテニスコート/ハードコート)。大会3日目となる20日は、男女シングルスとダブルスの個人戦が実施された。

 涼しささえ感じられる曇り空の下で始まった個人戦は、午後2時を過ぎるころからパラパラと降り出した雨により度々中断を強いられながらの進行。シングルスは各32ドロー、ダブルス各16ドローが組まれ、試合は全て1セットマッチで争われた。

 男子シングルスは第2シードの川口孝幸(東京・落合中)が2試合で2ゲームしか失わない安定した強さを披露。一方で黒田渓太(東京・成蹊中)や名雪楽工(神奈川・松林中)らノーシード勢も力強いテニスでベスト8進出を決めた。
 
 一方、女子シングルスでは第1シードの山本晄(群馬・木瀬中)や第3~4シードの山倉実桜(東京・由木中)らが危なげない展開で勝利。ノーシードの井出葵(福岡・宝城中)はシ逆にシード選手を下してそれぞれベスト8に駒を進めた。
 
 主催者側は雨による中断を挟みながらも準々決勝までは消化しようと懸命にコート整備に励んだが、時間を追うごとに雨脚は強くなり、遂には午後4時半に中止が決定。男子シングルス第1シードの櫻井成(東京・調布中)や女子シングルス第2シードの山上夏季(東京・富士見丘中)らの2回戦ほか、ダブルスの未消化試合も翌日に持ち越された。

 残された試合数などを考えると選手たちのコンディションが心配されるが、明日準々決勝を戦うことになった川西飛生(石川・長田中)は「特に気にしていません。それよりも目の前の試合に集中するだけです」ときっぱり。想定外の展開となったが、選手たちは気持ちを切り替えて会場を後にした。

取材●スマッシュ編集部

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