現地８月21日、右ヒザのケガで１年以上にわたって戦列を離れている男子テニス元世界王者のロジャー・フェデラー（スイス）が自身の公式インスタグラム（@rogerfederer）を更新。コート上で元気にフォアハンドを打つ動画を公開し、反響を呼んでいる。

　昨年７月のウインブルドンを最後にツアー大会に出場していないフェデラーは自身が運営に携わっている今年９月開催の男子テニス団体戦「レーバー・カップ」（９月23日～25日／イギリス・ロンドン／ハードコート）での復帰を予定している。度々リハビリ中の動画やヒッティング映像をSNSでアップしてきた41歳のレジェンドのカムバックは刻一刻と近付いている。

　このほど公開された動画は10秒ほどと短いものではあるものの、そこには青空が広がるコートの下でフォアハンドを続けて打つフェデラーの姿が収められている。最後には軽快な足取りを見せながらベースラインの内側に入ってしっかりとラケットを振り切っており、右ヒザの状態も非常に良さそうだ。
  　この投稿には今か今かとフェデラーの復帰を待ちわびているファンからも「キングがコートに戻ってきた！」「あなたが史上最高の選手だ！」「ロジャー頑張ってね！」「あなたを愛しているよ！」などと温かいリプライが殺到。また同郷のスタン・ワウリンカやドミニク・ティーム（オーストリア）をはじめ、一部の現役選手がコメントやいいね！で反応している。

　今年７月のウインブルドンでは開場100周年を迎えたセンターコートで記念式典に出席し、会場のファンを大いに沸かせたフェデラー。今月８日には41歳の誕生日を迎えたが、本人は「どのようにツアーに戻るのか、今はそれについて毎日考えている」とまだまだ現役を続ける意向を示している。まずは予定通りレーバー・カップの舞台で復帰できることを祈るばかりだ。

文●中村光佑

【PHOTO】今年のウインブルドンの式典に出席したフェデラーと大会で活躍した男子選手たちの厳選写真を公開！