日本開催の女子テニスツアーでは最高のグレードを誇る「東レ パン パシフィック オープンテニス 2022」(東京・有明コロシアム及び有明テニスの森公園/ハードコート/WTA500)。本戦初日を迎えた9月19日、大坂の試合は組まれていなかったものの午前中アウトドアコートで軽く汗を流したあと、記者会見に出席して現在の状況について語った。
「また東京に戻ってこれたことをうれしく思っています」と冒頭で笑みを浮かべる大坂だが、大会連覇に向けての意気込みを聞かれると「この大会は2019年以来の開催なので私のことを“ディフェンディングチャンピオン”と呼ばれても少し妙な気もします。もちろん、この大会でもう一度優勝したいという気持ちをあります。ですが何よりも目の前の試合に集中することが大事だと今は思っています」と落ち着いた口調で語る。
全米オープンの前哨戦では結果を残せず、全米本番でも初戦敗退と喫するなど不完全燃焼が続く大坂は「今年は私にとってベストと呼べるシーズンでなかったことは間違いありません。ただ総合的に見ると“自分のことを知ることができた1年”でもありました」と語り、長期療養を強いられた左アキレス腱のケガについては「ここまで長引くとは思ってもいませんでした。初めての経験です。今季は波があり、下り坂になってしまったことも何度かありました」と複雑な心境を口にした。
今年5月には長年所属していたIMGを離れ自身のマネジメント会社「EVOLVE」(イボブル)を設立。また、2020年の全米オープンと翌21年の全豪オープンでタイトル獲得へと導いたコーチのウィム・フィセッテ氏との関係解消など、大坂を取り巻く環境も大きく変わった。こうした変化については「私のテニスが間違った方向へ進むことはないと思っています。私が常にベースとしているアグレッシブなスタイルという部分は今後も変わらないだろうし、今後もずっとキープしていきます」と不安はないようだ。
3年ぶりに日本のコートに立つことになった大坂は、「この大会に向けて私が準備してきたのは、まずはしっかりと自信を深めていくことです」と語り、その一つがフォアハンドだという。「自分の中には絶対にいいものがあると信じて打ちに行きます。それが最近の試合では出せていなかったように思うからです」。
「東レ パン パシフィック オープンテニス」は、過去に優勝が1回、準優勝が2回と大坂にとって相性のいい大会の一つ。そのことは大坂自身も感じており「過去に良いプレーができた場所だと思っていて、それは今大会に向けて大きな自信にもなっていると思う」と力を込める。
注目の初戦は9月20日、センターコートの5試合目。対戦相手のダリア・ザビル(55位)とは、2016年のシンシナティ(アメリカ)で1度戦ったことがあり、その際は4-6、2-6で大坂が敗れている。果たして今回はどうなるか。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂なおみら、全米オープンで奮闘した日本人選手たちの厳選写真
「また東京に戻ってこれたことをうれしく思っています」と冒頭で笑みを浮かべる大坂だが、大会連覇に向けての意気込みを聞かれると「この大会は2019年以来の開催なので私のことを“ディフェンディングチャンピオン”と呼ばれても少し妙な気もします。もちろん、この大会でもう一度優勝したいという気持ちをあります。ですが何よりも目の前の試合に集中することが大事だと今は思っています」と落ち着いた口調で語る。
全米オープンの前哨戦では結果を残せず、全米本番でも初戦敗退と喫するなど不完全燃焼が続く大坂は「今年は私にとってベストと呼べるシーズンでなかったことは間違いありません。ただ総合的に見ると“自分のことを知ることができた1年”でもありました」と語り、長期療養を強いられた左アキレス腱のケガについては「ここまで長引くとは思ってもいませんでした。初めての経験です。今季は波があり、下り坂になってしまったことも何度かありました」と複雑な心境を口にした。
今年5月には長年所属していたIMGを離れ自身のマネジメント会社「EVOLVE」(イボブル)を設立。また、2020年の全米オープンと翌21年の全豪オープンでタイトル獲得へと導いたコーチのウィム・フィセッテ氏との関係解消など、大坂を取り巻く環境も大きく変わった。こうした変化については「私のテニスが間違った方向へ進むことはないと思っています。私が常にベースとしているアグレッシブなスタイルという部分は今後も変わらないだろうし、今後もずっとキープしていきます」と不安はないようだ。
3年ぶりに日本のコートに立つことになった大坂は、「この大会に向けて私が準備してきたのは、まずはしっかりと自信を深めていくことです」と語り、その一つがフォアハンドだという。「自分の中には絶対にいいものがあると信じて打ちに行きます。それが最近の試合では出せていなかったように思うからです」。
「東レ パン パシフィック オープンテニス」は、過去に優勝が1回、準優勝が2回と大坂にとって相性のいい大会の一つ。そのことは大坂自身も感じており「過去に良いプレーができた場所だと思っていて、それは今大会に向けて大きな自信にもなっていると思う」と力を込める。
注目の初戦は9月20日、センターコートの5試合目。対戦相手のダリア・ザビル(55位)とは、2016年のシンシナティ(アメリカ)で1度戦ったことがあり、その際は4-6、2-6で大坂が敗れている。果たして今回はどうなるか。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂なおみら、全米オープンで奮闘した日本人選手たちの厳選写真