東京・有明テニスの森公園で現在開催中の「楽天ジャパンオープンテニス」(10月3日~9日/ハードコート/ATP500)は、10月5日にシングルス1回戦を実施。第3シードで世界ランク11位のテイラー・フリッツ(アメリカ)が同109位のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-2、6-7(2)、6-1のフルセットで下し、同大会初の初戦突破を果たした。
今回が4度目の楽天出場となったフリッツはこの試合、持ち前の強烈なサービスを軸に主導権を確保。第2ゲームから3ゲームを連取してリードを広げると、第7ゲームで2度目のブレークに成功し、幸先よく1セットアップとする。
第2セットは両者一歩も譲らない展開となった中、第6ゲームでダックワースにブレークを献上。第9ゲームでブレークバックを果たして追いつくも、迎えたタイブレークでは2ポイントしか取れずにセットオールに持ち込まれる。
それでも第3セットではしっかりと気持ちを切り替えたフリッツが第3ゲームから立て続けに5ゲームを奪い、1時間46分で大会初勝利を収めた。
新型コロナウイルスに感染し、出場を予定していた先週の「韓国オープン」(韓国・ソウル/ハードコート/ATP250)を欠場したフリッツ。「体調が非常に悪かった」という彼は同国で1週間の隔離を余儀なくされ、「今朝(5日の朝)韓国で解放されてすぐに日本へ飛んできた」そうだ。無論試合に向けての準備はままならず、「7日間全く練習できなかった。隔離生活の最後の3日間だけは部屋の中で身体を動かせた」と明かす。
それにもかかわらずフリッツは「なぜだかわからないけど、隔離生活が終わってからいいボールを打てると確信していたんだ」と言う。また楽天のコートコンディションが「自分によく合っている」ようで、「幸いなことに、コートの球足がとても速かったから、長いポイントになることもなく、体力的に大丈夫だった」ともコメント。
そして「第3セットで数回ブレークポイントを握られた時は怖かったけど、それを除けば良いプレーができた。こんなタフな状況を経験しながら試合に出て、勝てたことは本当にうれしいよ」と喜びをあらわにした。
2回戦では地元勢でラッキールーザーの守屋宏紀(253位)と対戦するフリッツ。会見の最後には「1試合1試合を大切に戦っていかなければならない。いいプレーをしないとね」と上位進出への意気込みを示した。
文●中村光佑
【PHOTO】楽天ジャパンオープンが3年ぶりの開催! フリッツはじめ躍動する選手たちの厳選プレー集
今回が4度目の楽天出場となったフリッツはこの試合、持ち前の強烈なサービスを軸に主導権を確保。第2ゲームから3ゲームを連取してリードを広げると、第7ゲームで2度目のブレークに成功し、幸先よく1セットアップとする。
第2セットは両者一歩も譲らない展開となった中、第6ゲームでダックワースにブレークを献上。第9ゲームでブレークバックを果たして追いつくも、迎えたタイブレークでは2ポイントしか取れずにセットオールに持ち込まれる。
それでも第3セットではしっかりと気持ちを切り替えたフリッツが第3ゲームから立て続けに5ゲームを奪い、1時間46分で大会初勝利を収めた。
新型コロナウイルスに感染し、出場を予定していた先週の「韓国オープン」(韓国・ソウル/ハードコート/ATP250)を欠場したフリッツ。「体調が非常に悪かった」という彼は同国で1週間の隔離を余儀なくされ、「今朝(5日の朝)韓国で解放されてすぐに日本へ飛んできた」そうだ。無論試合に向けての準備はままならず、「7日間全く練習できなかった。隔離生活の最後の3日間だけは部屋の中で身体を動かせた」と明かす。
それにもかかわらずフリッツは「なぜだかわからないけど、隔離生活が終わってからいいボールを打てると確信していたんだ」と言う。また楽天のコートコンディションが「自分によく合っている」ようで、「幸いなことに、コートの球足がとても速かったから、長いポイントになることもなく、体力的に大丈夫だった」ともコメント。
そして「第3セットで数回ブレークポイントを握られた時は怖かったけど、それを除けば良いプレーができた。こんなタフな状況を経験しながら試合に出て、勝てたことは本当にうれしいよ」と喜びをあらわにした。
2回戦では地元勢でラッキールーザーの守屋宏紀(253位)と対戦するフリッツ。会見の最後には「1試合1試合を大切に戦っていかなければならない。いいプレーをしないとね」と上位進出への意気込みを示した。
文●中村光佑
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