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海外テニス

豪州への入国禁止措置中のジョコビッチに光明? 全豪OP大会ディレクターが「出場できる可能性はある」と発言<SMASH>

中村光佑

2022.10.06

全豪で歴代最多9回の優勝を誇るジョコビッチ(右)。各方面で入国禁止措置の解除を目指す動きがあり、大会ディレクターのタイリー氏(左)も前向きな意見を述べている。(C)Getty Images

全豪で歴代最多9回の優勝を誇るジョコビッチ(右)。各方面で入国禁止措置の解除を目指す動きがあり、大会ディレクターのタイリー氏(左)も前向きな意見を述べている。(C)Getty Images

 テニス四大大会「全豪オープン」のトーナメントディレクターを務めるクレイグ・タイリー氏がオーストラリアのスポーツネットワーキンググループ『Victory in Buisiness』のイベントに出席。その中で今年1月の新型コロナウイルス・ワクチン接種免除をめぐる豪入国騒動の末、国外退去と4連覇のかかっていた同大会の欠場を余儀なくされた元世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に言及し、「彼が大会に出場できる可能性はある」と発言した。

 豪政府は移民法に基づく形で強制送還されたジョコビッチに対し、「やむを得ない事情がない限り、今後3年間はオーストラリアへの入国を禁止する」と通告している。しかしオーストラリアでは今年5月末に政権が交代し、労働党党首であったアンソニー・アルバニージ氏が第31代首相に就任。

 7月には英紙『Daily Mail』が、「アルバニージ氏は大の“テニス好き”として知られている。ジョコビッチの3年間にわたる入国禁止措置の停止を求めるべく、豪テニス連盟と緊密にコンタクトを取っている」と報じていた。
 
 またジョコビッチの全豪出場にさらなる追い風をもたらしているのが、オーストラリア国内の新型コロナ感染拡大防止プロトコルの緩和だ。7月初旬に豪連邦政府が全ての渡航者に対するワクチン接種義務を廃止。これによりワクチン未接種者であっても特別な許可を得ることなく入国を認められることとなった。

 現状では「身体を気遣いたい」という理由でいまだ接種を完了していないジョコビッチも、オーストラリアに足を踏み入れることはできるのだ。

 これを踏まえて「私たちは9か月前とは全く異なる状況にあり、人々はほとんど制限を受けることなく自由に世界中を移動している」と述べたタイリー氏は「そのことが地球上で最高のテニスプレーヤー(ジョコビッチ)の全豪オープン出場への期待を抱かせてくれる。我々も世界最高の選手が大会に復帰するための道を歩んでいる。また(出場権を持つ)全ての最高のプレーヤーが来てくれることを願っている」と話した。

 だがオーストラリアの日刊紙『The Age』によると、移民大臣のアンドリュー・ジャイルズ氏はこの件に関してまだコメントを出していない。果たしてジョコビッチは来年の全豪に無事出場できるのだろうか。今後の動向に注目が集まりそうだ。

文●中村光佑

【PHOTO】テニス史上に残る名プレーヤー!ノバク・ジョコビッチの厳選ショット!
 

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