今年1月に新型コロナウイルス・ワクチン接種免除をめぐるオーストラリア入国騒動で国外退去と全豪オープン欠場を余儀なくされ、同時に豪州政府から「3年間の入国禁止」を通告された男子テニス元世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現世界ランク8位)。
だが周知の通り先日各種メディアは「来年1月には入国が認められ、同月16日から29日まで開催される全豪の出場も決定的となった」と大々的に報じていた。
そしてついにオーストラリア内務省が公式ホームページを通じてジョコビッチに課されていた入国禁止措置の撤回を正式に発表。現地11月17日にリリースされた公式声明文では今回の決定に至るまでの経緯や入国ビザの再発給について詳細に説明している。
「ビザの取り消し後、ジョコビッチ氏は移民法に従い、ビザ失効の取り消しを求めた。全ての関連要因を考慮した後、アンドリュー・ジャイルズ移民・市民権・多文化問題担当大臣は、移民法に基づき、入国禁止措置を取り消すことを決定した。移民法に基づく権限は、大臣個人によってのみ行使される。ビザの取り消し決定については、ビザを取り消す根拠がもはや存在しないことを大臣に納得させた場合、解除することが可能となる」とした。
また「2022年1月にジョコビッチ氏のビザが取り消されて以来、現在オーストラリアでは新型コロナ関連の国境規制はすべて撤廃され、豪入国に際してワクチン接種状況の証拠を提示するというプロトコルも廃止された。ジョコビッチ氏はその後、オーストラリアに入国するための一時的なビザを付与された」とも記されている。
ジョコビッチは、現地11月16日に行なわれた男子テニスシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(11月13日~20日/イタリア・トリノ/ハードコート)のラウンドロビン(グループリーグ)第2戦に勝利した直後の記者会見で、豪州入国と全豪出場が認められる見通しとなったことを受け「ニュースを聞いた時は本当にうれしかったよ。これ以上のニュースはないし、ホッとしている」と喜びを語っている。
ようやく待ちに待った瞬間がやってきた。ぜひとも過去9度の優勝を誇る思い出のメルボルンの地で、再びあの大きな優勝トロフィーを掲げる姿を見せてもらいたい。
文●中村光佑
【PHOTO】全豪優勝カットも! テニス史上に残る名プレーヤー、ジョコビッチの厳選ショット!
だが周知の通り先日各種メディアは「来年1月には入国が認められ、同月16日から29日まで開催される全豪の出場も決定的となった」と大々的に報じていた。
そしてついにオーストラリア内務省が公式ホームページを通じてジョコビッチに課されていた入国禁止措置の撤回を正式に発表。現地11月17日にリリースされた公式声明文では今回の決定に至るまでの経緯や入国ビザの再発給について詳細に説明している。
「ビザの取り消し後、ジョコビッチ氏は移民法に従い、ビザ失効の取り消しを求めた。全ての関連要因を考慮した後、アンドリュー・ジャイルズ移民・市民権・多文化問題担当大臣は、移民法に基づき、入国禁止措置を取り消すことを決定した。移民法に基づく権限は、大臣個人によってのみ行使される。ビザの取り消し決定については、ビザを取り消す根拠がもはや存在しないことを大臣に納得させた場合、解除することが可能となる」とした。
また「2022年1月にジョコビッチ氏のビザが取り消されて以来、現在オーストラリアでは新型コロナ関連の国境規制はすべて撤廃され、豪入国に際してワクチン接種状況の証拠を提示するというプロトコルも廃止された。ジョコビッチ氏はその後、オーストラリアに入国するための一時的なビザを付与された」とも記されている。
ジョコビッチは、現地11月16日に行なわれた男子テニスシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(11月13日~20日/イタリア・トリノ/ハードコート)のラウンドロビン(グループリーグ)第2戦に勝利した直後の記者会見で、豪州入国と全豪出場が認められる見通しとなったことを受け「ニュースを聞いた時は本当にうれしかったよ。これ以上のニュースはないし、ホッとしている」と喜びを語っている。
ようやく待ちに待った瞬間がやってきた。ぜひとも過去9度の優勝を誇る思い出のメルボルンの地で、再びあの大きな優勝トロフィーを掲げる姿を見せてもらいたい。
文●中村光佑
【PHOTO】全豪優勝カットも! テニス史上に残る名プレーヤー、ジョコビッチの厳選ショット!