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国内テニス

「自分のいいテニスができた」愛媛国際ジュニアで前田透空が単複2冠!里菜央が逆転勝利<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.12.13

左から男子準優勝の山本夏生、優勝の前田透空、女子優勝の里菜央、準優勝の新井愛梨、伊達公子さん。写真提供:ヨネックス

左から男子準優勝の山本夏生、優勝の前田透空、女子優勝の里菜央、準優勝の新井愛梨、伊達公子さん。写真提供:ヨネックス

「リポビタン国際ジュニアin愛媛 Supported by KIMIKO DATE×YONEX PROJECT」(12月7日~11日/愛媛県総合運動公園/ITFグレード5)は11日、男女シングルスとダブルスの決勝を行なった。

 男子シングルスは、相生学院で一緒に練習をする第2シードの山本夏生(なつき)と第3シードの前田透空(とあ)の対戦。後輩の前田が「遠慮せずしっかり勝ちにいきつつ試合を楽しむ」というチャレンジ精神で、6-1、6-4のストレートで勝利してITF初優勝を果たした。

「優勝できると思っていなかったので、驚きと、素直にうれしいです」と喜んだ前田。勝因については、「試合になると緊張してしまう癖があるのですが、今大会は勝ち負けより試合を楽しむことを優先してやったら自分のいいテニスができた」と、満足のいく内容での勝利となった。
 
 女子シングルスは、ノーシードの里菜央(ななか)が第1シードの新井愛梨から6-7(5)、6-2、6-3の逆転勝利。ファーストセットを落とした時に、「もっと自分から攻撃してポイントを取ろう」と切り替えて、3時間15分におよぶ大熱戦の末に、ITFジュニア2大会目の優勝を手に入れた。

「リポビタン国際ジュニアin愛媛」は今回が3回目の開催で、大会ゼネラルプロデューサーの伊達公子さんは、「世界に向けてしっかりとポイントを取るための大会という意識は初回よりも高くなってきて、チャレンジしようという気持が定着している気がします」と、ジュニアたちの意識が変わってきていることを実感している様子。

 ITFポイントを持たない選手にとって、国内でのグレード5の国際大会は大きなチャンス。ここでポイントを獲得し、海外の大会に出場する足掛かりとしてほしい。

■ダブルス決勝結果 ※丸数字はシード
男子:前田透空/若松泰地② 6-3 6-2 逸﨑獅王/木村一翔①
女子:五島宇莉/石田実莉 2-6 6-1 10-6 里菜央/田島楓③

構成●スマッシュ編集部

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