女子テニスのツアーを統括するWTA(女子テニス協会)は現地12月12日、2022年の表彰選手である「WTAアワード」を発表。プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)には、目覚ましい活躍を見せたイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク1位)が選出された。
21歳のシフィオンテクは今シーズン、全仏オープン、全米オープンを含む8つの大会で優勝。特に2月から7月にかけてはマッチ37連勝と無敵を誇り、2000年以降では最長となる数字をマークした。結果的に優勝回数、決勝進出数(9回)、試合勝利数(67勝)の全てでトップに立ったシフィオンテク。ランキングも2位に6000ポイント近い大差をつけての1位でシーズンを終え、“絶対女王”と呼ばれるまでの地位を築いた。
シフィオンテクは全仏を初制覇した20年に、WTAアワードで最も上達した選手賞を受賞しているが、最優秀選手賞は初めてだ。
他の各賞受賞選手は以下の通り。
■年間最優秀ダブルスチーム賞:バルボラ・クレイチコワ、カテリーナ・シニアコワ(共にチェコ)
今シーズンは全豪、ウインブルドン、全米と3つのグランドスラムタイトルを獲得。全米では過去6組しか達成していないダブルスでのキャリアグランドスラムを成し遂げた。なお2人のペアは2シーズン連続、通算3度目の受賞になる。
■最も上達した選手賞:ベアトリス・ハダッドマイア(ブラジル)
今シーズンはWTA250のノッティンガムとバーミンガムで連続優勝し、WTA500のイーストボーンではベスト4入り。グラスコートで特に傑出した成績を残した。ランキングは前年末の82位から自己最高の15位まで上げ、ブラジル人女性としてWTAアワード初受賞。
■年間最優秀新人賞:ジェン・チンウェン(中国)
前年143位で終えたランキングを1年で25位までジャンプアップさせた20歳の新鋭。全仏で4回戦まで進出し、シフィオンテクとフルセットの熱戦を演じたのは記憶に新しい。WTA500の東レPPOでは決勝進出を果たした。
■カムバック賞:タチアナ・マリア(ドイツ)
20年夏から21年7月まで第2子出産のため休養していたマリアは、22年4月のWTA250 ボゴタで予選から勝ち上がり、キャリア2勝目をゲット。ウインブルドンでは自身初のGS4強に進んだ。1年でランクを279位から68位まで上げた35歳。
■カレン・クランツキー スポーツマンシップ賞:オンス・ジャバー(チュニジア)
フェアプレーのルールを守り、コート内外で他者に敬意を示し、優雅であった選手に贈られる賞。ジャバーは初受賞。
■ピーチ・ケルマイヤー プレーヤーサービス賞:ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)
選手会への貢献や他の選手たちに代わって率先した行動を取った選手へ贈られる賞。ダブロウスキーは通算3度目の受賞。
■ジェリー・ダイヤモンド エース賞:マリア・サッカリ(ギリシャ)
コート外でのプロモーション活動などを行ない、女子テニスの普及に貢献した選手を称える賞で、WTA前CEOの名にちなんで付けられた。サッカリは初受賞。
■年間最優秀コーチ賞:デイビッド・ウィット(アメリカ)
ジェシカ・ペグラのコーチとして、彼女を年初の18位から自己最高の3位までジャンプアップさせた。今季のペグラはグランドスラム3大会で準々決勝に進出。ダブルスでも5つのタイトルを獲得している。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】初優勝を飾ったシフィオンテクをはじめ、全米オープン2022で活躍した女子選手たち!
21歳のシフィオンテクは今シーズン、全仏オープン、全米オープンを含む8つの大会で優勝。特に2月から7月にかけてはマッチ37連勝と無敵を誇り、2000年以降では最長となる数字をマークした。結果的に優勝回数、決勝進出数(9回)、試合勝利数(67勝)の全てでトップに立ったシフィオンテク。ランキングも2位に6000ポイント近い大差をつけての1位でシーズンを終え、“絶対女王”と呼ばれるまでの地位を築いた。
シフィオンテクは全仏を初制覇した20年に、WTAアワードで最も上達した選手賞を受賞しているが、最優秀選手賞は初めてだ。
他の各賞受賞選手は以下の通り。
■年間最優秀ダブルスチーム賞:バルボラ・クレイチコワ、カテリーナ・シニアコワ(共にチェコ)
今シーズンは全豪、ウインブルドン、全米と3つのグランドスラムタイトルを獲得。全米では過去6組しか達成していないダブルスでのキャリアグランドスラムを成し遂げた。なお2人のペアは2シーズン連続、通算3度目の受賞になる。
■最も上達した選手賞:ベアトリス・ハダッドマイア(ブラジル)
今シーズンはWTA250のノッティンガムとバーミンガムで連続優勝し、WTA500のイーストボーンではベスト4入り。グラスコートで特に傑出した成績を残した。ランキングは前年末の82位から自己最高の15位まで上げ、ブラジル人女性としてWTAアワード初受賞。
■年間最優秀新人賞:ジェン・チンウェン(中国)
前年143位で終えたランキングを1年で25位までジャンプアップさせた20歳の新鋭。全仏で4回戦まで進出し、シフィオンテクとフルセットの熱戦を演じたのは記憶に新しい。WTA500の東レPPOでは決勝進出を果たした。
■カムバック賞:タチアナ・マリア(ドイツ)
20年夏から21年7月まで第2子出産のため休養していたマリアは、22年4月のWTA250 ボゴタで予選から勝ち上がり、キャリア2勝目をゲット。ウインブルドンでは自身初のGS4強に進んだ。1年でランクを279位から68位まで上げた35歳。
■カレン・クランツキー スポーツマンシップ賞:オンス・ジャバー(チュニジア)
フェアプレーのルールを守り、コート内外で他者に敬意を示し、優雅であった選手に贈られる賞。ジャバーは初受賞。
■ピーチ・ケルマイヤー プレーヤーサービス賞:ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)
選手会への貢献や他の選手たちに代わって率先した行動を取った選手へ贈られる賞。ダブロウスキーは通算3度目の受賞。
■ジェリー・ダイヤモンド エース賞:マリア・サッカリ(ギリシャ)
コート外でのプロモーション活動などを行ない、女子テニスの普及に貢献した選手を称える賞で、WTA前CEOの名にちなんで付けられた。サッカリは初受賞。
■年間最優秀コーチ賞:デイビッド・ウィット(アメリカ)
ジェシカ・ペグラのコーチとして、彼女を年初の18位から自己最高の3位までジャンプアップさせた。今季のペグラはグランドスラム3大会で準々決勝に進出。ダブルスでも5つのタイトルを獲得している。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】初優勝を飾ったシフィオンテクをはじめ、全米オープン2022で活躍した女子選手たち!