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海外テニス

「酔っぱらいを追い出してくれ!」ジョコビッチが痛烈に野次る“ウォーリーをさがせ”軍団に憤慨!【全豪オープン】

THE DIGEST編集部

2023.01.20

ジョコビッチ(左写真)の抗議を受けて退去を命じられるウォーリー軍団(右写真)。(C)Getty Images, REUTERS/AFLO

ジョコビッチ(左写真)の抗議を受けて退去を命じられるウォーリー軍団(右写真)。(C)Getty Images, REUTERS/AFLO

 現地1月19日、テニスの全豪オープン(メルボルン)は男子シングルスの2回戦を開催し、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク191位のエンソ・クアコー(フランス)と対戦。セットカウント3―1で勝利し、3回戦に駒を進めた。

 その試合でちょっとしたハプニングがあった。第4セットの第3ゲームが始まると、ジョコビッチがすたすたと主審を務めるファーガス・マーフィー氏の元に歩み寄って猛抗議。すでに試合時間は2時間半を経過していたが、スタート直後から痛烈な野次を浴びせられていたようで、ついに堪忍袋の緒が切れたのだ。

 ジョコビッチは「彼は完全に酔っぱらっているじゃないか。テニスなんか観ちゃいない。最初からずっと挑発していて、私の頭をかき乱している」と主張し、「どう対処するんだ? あなたも10回は聞いているだろう? 私は50回だ。どうするんだ?」とまくし立てた。さらに「なぜ警備を呼んでスタジアムから追い出さないんだ?」と詰め寄ると、観客席は大盛り上がり。マーフィー氏を応援するチャントまで飛び出した。

 中継カメラがすぐさま映し出したのが、野次を浴びせていたとされる4人組だ。全員が赤と白の横じまコスチュームで、黒の丸メガネをかけている。世界的に有名な絵本『ウォーリーをさがせ』をパロディした軍団で、かなり出来上がっている様子だ。英紙『The Sun』によるとジョコビッチの抗議からまもなく退去を命じられたようで、その際もコートに向かって投げキッスを送っていたという。
 
 試合後の記者会見でジョコビッチは対戦相手であるクアコーの健闘を称えつつ、「今夜はいろいろあったね。まあグランドスラムでナイトゲームとなれば、ポジティブなこともネガティブなこともあるよ」とコメント。そのうえで「敬意を欠いた物言いをされて、一線を超えられる。何度も繰り返されていることだ。今日も十分なほど頂戴したよ」と呆れ顔で話した。

 昨年大会は新型コロナウイルスのワクチン接種問題があって欠場し、2年ぶりの出場で通算10度目の優勝を狙っているジョコビッチ。大会前に傷めた左足ハムストリングの状態が気になるが、選手本人は「確かに理想的ではないけど、少しずつ良くなっているとは思う」と答えた。

 ジョコビッチは3回戦で、第27シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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