元世界ランク１位で四大大会７度の優勝を誇るテニス界のレジェンド、マッツ・ビランデル氏が、欧米スポーツメディア『Eurosport』のインタビューに登場。現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」（オーストラリア・メルボルン／ハードコート）で初の決勝進出を果たしたエレーナ・ルバキナ（カザフスタン／世界ランク25位）について称賛した。

　昨年７月に行なわれたウインブルドンで優勝を果たしている23歳のルバキナ。現地１月26日に行なわれた今大会の準決勝では、第24シードのビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ／25位）を７－６（４）、６－３のストレートで下し、同大会初の決勝進出を果たしている。

　ビランデル氏は、ルバキナはまだキャリアをスタートさせたばかりで、その実力から10回はグランドスラムの決勝に進出する可能性があると予想した。
  「今後５年間、あのようなプレーぶりやパーソナリティなら、グランドスラムの決勝に10回進出するだろう。ウインブルドン決勝のように（追い込まれた）状況でも、彼女は冷静で落ち着いているんだ」

　さらに、「彼女はまだスタート地点に立ったばかりだと思う」と続けたビランデル氏は、コート上での振る舞いにも注目。ほとんど感情を表に出さないことでも有名なルバキナだが、「私はそれが大好き。大会が終わったわけではなく、準決勝なのですが、早い段階で、もしかしたら興奮していると感じてしまう。目標はトーナメントで優勝することだし、目標はもっとたくさん勝つことだからね」と付け加えた。

　なお、アザレンカに勝利したルバキナは優勝を懸け、現地１月28日に行なわれる決勝で5シードのアリーナ・サバレンカ（ベラルーシ／５位）と頂上決戦に臨む。

構成●スマッシュ編集部

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