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海外テニス

全豪OP初制覇のベラルーシ出身のサバレンカ、優勝トロフィーに国籍が記載されず。同情の声広がる「本当に腹立たしい」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.01.29

グランドスラム初タイトルだったが、母国を代表しての優勝とはならなかった。(C)Getty images

グランドスラム初タイトルだったが、母国を代表しての優勝とはならなかった。(C)Getty images

 テニス四大大会「全豪オープン」の女子シングルス決勝戦は、第5シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/世界ランク5位)が第22シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/同25位)を4-6、6-3、6-4で下し、自身初のグランドスラムタイトルを獲得した。

 試合後のセレモニーでは、早速自身の名前が刻印されたダフネ・アカースト・メモリアル・カップを手渡されたサバレンカ。歴代のチャンピオンに肩を並べ、「信じられないわ!」と喜びを隠せない様子だったが、今回受け取ったトロフィーには彼女だけ国籍が刻印されていなかった。

 これはウクライナ侵攻をめぐり、ロシア人選手とベラルーシ人選手に中立の立場を条件に出場を許可しているためで、サバレンカたちは中立旗の下でプレーしている。そのため、彼女の名前の最後に記されるはずだったベラルーシの国名コード『BLR』は今回刻印されていなかったのである。
 
 これに注目した海外テニスライターのガスパール・リベイロ・ランサ氏は、自身のツイッターに「ロシアとベラルーシの選手は中立だから当然のことだろうが」と前置きし、トロフィーの刻印が確認できるスクリーンショットを投稿。

 これを見た多くのテニスファンはサバレンカに同情。「ナンセンスだ」「いつかこうなると思っていた」「本当に腹立たしいことだ」といった、否定的な意見を寄せた。

 なお、優勝後の会見でこれについて見解を問われたサバレンカは「(国籍が記載されていなくても)私がベラルーシの選手だということはみんな知っているでしょう? だたそれだけよ」と受け流すように答えている。

構成●スマッシュ編集部
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