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海外テニス

全豪オープン準優勝の青山修子と柴原瑛菜。初のグランドスラム決勝進出も「悔しい気持ちが一番強い」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.01.30

決勝では第1シードに敗退し、惜しくも準優勝となった青山/柴原。写真:AFP/アフロ

決勝では第1シードに敗退し、惜しくも準優勝となった青山/柴原。写真:AFP/アフロ

 テニス四大大会「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)は、大会最終日の現地1月29日に女子ダブルス決勝を実施。第10シードとして出場している日本の青山修子/柴原瑛菜組は、第1シードのバルボラ・クレイチコワ/カテリナ・シニアコワ(チェコ)に4-6、3-6のストレートで敗れ、グランドスラム初制覇とはならなかった。

 約1年ぶりにペアを再結成した青山と柴原。初のグランドスラム決勝の舞台をどのような心境で臨んだのか。試合を終えたばかりの2人がWOWOWのインタビューに答えた。

―――◆―――◆―――

Q:あと一歩でした。今の気持ちを聞かせてください。

柴原:やっぱり悔しいです。相手もしぶとく厳しいプレーをしてきて、もうひと踏ん張りのところが足りませんでした。

青山:優勝を目指してやっているので悔しい気持ちが一番強いですが、相手もすごく強くて、最初の方に少しチャンスがありましたが、その後はチャンスを見つけるのが、なかなか難しかったです。そのなかでも、何とか食らいついて最後までファイトできたのは良かったと思います。課題も見えたのでまた頑張るしかないな、という気持ちです。

Q:初めての決勝で緊張はあった?

青山:いつもと同じ感じで試合に入れたとは思いますが、少しプレーに硬さがあったかなと思います。2ゲーム目のブレークチャンスで、いつもなら決められるようなボレーをミスしてしまったので、そういったところでいつもとは違う緊張感があったのもしれません。

柴原:相手が経験のある何度もグランドスラムで優勝しているペアだったので、(いつもより)もっと良いプレーを出さないといけないという気持ちがありました。
 
Q:試合を重ねるごとにコンビネーションが良くなった実感は?

柴原:前哨戦から全豪に入って1試合ずつ2人でのプレーが良くなってきて、準決勝(第2シードのガウフ、ペグラ組と対戦)もストレート勝ちでした。毎日進化している感じがあってうれしかったです。

青山:今大会は流れをつぶさなかったことが良かったと思います。これまでは良いプレーもあれば、悪い時間帯もある、という感じだったのが、(流れが悪い時も)しぶとく2人で話し合いながら戦えたので、強いペアにも勝ち切ることができたと思います。

Q:世界1位のペアと対戦して差を感じた部分は?

青山:サービスの差があったと思います。私は大会を通してリターンの調子が良かったのですが、(決勝では)良いリターンをなかなか返させてもらえなかったという印象です。そういう状況でも相手のプレーの質を落とさせる戦い方や、サービスに関してもコートを広く使って相手を動かすようなコントロールを付けていきたいと思います。

Q:大会を振り返って

青山:ベスト4の壁を超えたことは、すごく大きなことで嬉しかったです。ただ、日々の練習はグランドスラム優勝のためにやっているので、まだまだ夢を叶えるは難しいな、と思いました。“もっと頑張れ”ということなのかと思います。

構成●スマッシュ編集部
インタビュー提供●WOWOW

【PHOTO】青山/柴原ら、全豪オープン2023で熱戦を繰り広げる女子選手たち!

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