度重なるケガでかつてない苦境に立たされている男子テニス元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現世界ランク9位)。これまでに幾多の試練を乗り越えてきた36歳のレジェンドは得意のクレーシーズンでの復帰に向けて順調に歩みを進めているようだ。
直近8試合で2勝6敗と黒星が先行している36歳のナダルは、ディフェンディングチャンピオンとして出場した1月のテニス四大大会「全豪オープン」の2回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/現53位)と対戦した際に左股関節を負傷。試合後には自身のSNSで6~8週間の戦線離脱を発表し、現在開催中のBNPパリバ・オープン(3月8日~19日)と今月22日に開幕するマイアミ・オープンの米国マスターズ2大会の欠場も表明した。
これにより昨年のBNPパリバ・オープン準優勝で獲得した600ポイントを失効するナダルは、3月20日に更新される世界ランキングで2005年から約18年間守り続けてきたトップ10からの陥落が確定した。
それでも2月28日に更新した自身のSNSでは「ベストコンディションで復帰できるように準備を進めているところです」と1日も早いカムバックへ向けて前向きな言葉を綴っていた。
そして現地3月11日にナダルはインスタグラムを更新し、自身が運営するテニスアカデミーのクレーコートでヒッティング練習を行なった際の動画を公開。
そこには赤土の王者がしっかりとラケットを振り切りながらフォアハンドとバックハンドを元気よく打つ姿が収められている。しっかりとステップを踏んでショットを放っている様子を見ても、身体の状態は非常に良さそうだ。
この動画をチェックしたファンからは「いいね!」や応援のコメントが殺到。「また全仏でタイトルを獲ってね!」「史上最高のプレーヤーがコートに戻ってきた」「クレーシーズンであなたのプレーを見られるのが待ち切れない」といった温かい声援が数多く寄せられた。
36歳という年齢を考えれば決して無理はしてほしくないものだが、やはりクレーシーズンのナダルはテニスファンにとって欠かせない存在だ。このまま順調に回復し、予定通り赤土のコートでプレーを見せてくれることを願いたい。
文●中村光佑
【連続写真】ヒジ主導でテイクバックしてパワーを生み出す、ナダルのフォアハンド
直近8試合で2勝6敗と黒星が先行している36歳のナダルは、ディフェンディングチャンピオンとして出場した1月のテニス四大大会「全豪オープン」の2回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/現53位)と対戦した際に左股関節を負傷。試合後には自身のSNSで6~8週間の戦線離脱を発表し、現在開催中のBNPパリバ・オープン(3月8日~19日)と今月22日に開幕するマイアミ・オープンの米国マスターズ2大会の欠場も表明した。
これにより昨年のBNPパリバ・オープン準優勝で獲得した600ポイントを失効するナダルは、3月20日に更新される世界ランキングで2005年から約18年間守り続けてきたトップ10からの陥落が確定した。
それでも2月28日に更新した自身のSNSでは「ベストコンディションで復帰できるように準備を進めているところです」と1日も早いカムバックへ向けて前向きな言葉を綴っていた。
そして現地3月11日にナダルはインスタグラムを更新し、自身が運営するテニスアカデミーのクレーコートでヒッティング練習を行なった際の動画を公開。
そこには赤土の王者がしっかりとラケットを振り切りながらフォアハンドとバックハンドを元気よく打つ姿が収められている。しっかりとステップを踏んでショットを放っている様子を見ても、身体の状態は非常に良さそうだ。
この動画をチェックしたファンからは「いいね!」や応援のコメントが殺到。「また全仏でタイトルを獲ってね!」「史上最高のプレーヤーがコートに戻ってきた」「クレーシーズンであなたのプレーを見られるのが待ち切れない」といった温かい声援が数多く寄せられた。
36歳という年齢を考えれば決して無理はしてほしくないものだが、やはりクレーシーズンのナダルはテニスファンにとって欠かせない存在だ。このまま順調に回復し、予定通り赤土のコートでプレーを見せてくれることを願いたい。
文●中村光佑
【連続写真】ヒジ主導でテイクバックしてパワーを生み出す、ナダルのフォアハンド