硬式テニスの高校生"日本一"を決める、大正製薬リポビタン「第45回全国選抜高校テニス大会」(団体戦3月21日~25日、個人戦3月22日~26日/福岡県福岡市、博多の森テニス競技場・福岡県春日市、春日公園テニスコート/砂入り人工芝)は26日、女子個人戦の決勝を実施。⾥菜央(相生学院・2年)が津⽥梨央(名経大市邨・1年)を7-5、6-4で下し、優勝を飾った。
団体戦に出場している各校のナンバー1選手は今大会、自校の団体戦終了後から個人戦に出場するため、25日の団体戦決勝に出場した林妃鞠(四日市商)と上野梨咲(山陽女学園)が準決勝から登場した。
午前に行なわれた準決勝では、⾥が林を4-6、6-2、6-3の逆転勝利を収め、決勝に進出。一方、昨年のインターハイ覇者の津⽥梨央(名経大市邨・1年)は上野を6-0、6-0と1ゲームも与えず決勝へ駒を進めた。
そして迎えた決勝戦、「深くボールを打つように意識した」と語る里は、津⽥が繰り出す伸びのあるストロークに対して、スピンロブやスライスなどの緩急をつけたショットで対抗。里は津田のミスを引き出し、第2ゲームでブレークに成功する。第9ゲームでブレークを返され、流れが津田に傾きかけたが、その後はリズムをつかみ直し、第1セットを7-5で先取した。
さらに第2セットは、互いにサービスゲームをキープできず、ブレークし合う展開に。チェンジ・オブ・ペースを効果的に使っていた里が、要所で競ったゲームを物にし、最後は津田のサービスをラブゲームでブレークして頂点へとたどり着いた。
「後悔しないように、自分のプレーを最大限に活かせるように意識しました」と試合を振り返った里。「去年は3位だったので、今回は優勝を目指して頑張ろうと思っていました。優勝できてうれしいです」と語った。
なお、優勝を果たした里には、9月に行なわれる全米オープンジュニア予選のワイルドカード(出場権)が与えられる。「まだ海外に出たことがない」と言う里は、「外国人選手と戦うこともあまりないので、後悔なく自分のプレーが最後までできたらいいなと思います」と意気込んだ。
【第45回全国選抜高校テニス大会】
◆女子個人戦決勝結果
⾥菜央(相生学院・2年) 7-5 6-4 津⽥梨央(名経大市邨・1年)
◆女子個人戦準決勝結果
⾥菜央(相生学院・2年) 4-6 6-2 6-3 林妃鞠(四日市商・1年)
津⽥梨央(名経大市邨・1年) 6-0 6-0 上野梨咲(山陽女学園・1年)
取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)
【PHOTO】全国選抜高校テニス大会・個人戦フォトギャラリー
団体戦に出場している各校のナンバー1選手は今大会、自校の団体戦終了後から個人戦に出場するため、25日の団体戦決勝に出場した林妃鞠(四日市商)と上野梨咲(山陽女学園)が準決勝から登場した。
午前に行なわれた準決勝では、⾥が林を4-6、6-2、6-3の逆転勝利を収め、決勝に進出。一方、昨年のインターハイ覇者の津⽥梨央(名経大市邨・1年)は上野を6-0、6-0と1ゲームも与えず決勝へ駒を進めた。
そして迎えた決勝戦、「深くボールを打つように意識した」と語る里は、津⽥が繰り出す伸びのあるストロークに対して、スピンロブやスライスなどの緩急をつけたショットで対抗。里は津田のミスを引き出し、第2ゲームでブレークに成功する。第9ゲームでブレークを返され、流れが津田に傾きかけたが、その後はリズムをつかみ直し、第1セットを7-5で先取した。
さらに第2セットは、互いにサービスゲームをキープできず、ブレークし合う展開に。チェンジ・オブ・ペースを効果的に使っていた里が、要所で競ったゲームを物にし、最後は津田のサービスをラブゲームでブレークして頂点へとたどり着いた。
「後悔しないように、自分のプレーを最大限に活かせるように意識しました」と試合を振り返った里。「去年は3位だったので、今回は優勝を目指して頑張ろうと思っていました。優勝できてうれしいです」と語った。
なお、優勝を果たした里には、9月に行なわれる全米オープンジュニア予選のワイルドカード(出場権)が与えられる。「まだ海外に出たことがない」と言う里は、「外国人選手と戦うこともあまりないので、後悔なく自分のプレーが最後までできたらいいなと思います」と意気込んだ。
【第45回全国選抜高校テニス大会】
◆女子個人戦決勝結果
⾥菜央(相生学院・2年) 7-5 6-4 津⽥梨央(名経大市邨・1年)
◆女子個人戦準決勝結果
⾥菜央(相生学院・2年) 4-6 6-2 6-3 林妃鞠(四日市商・1年)
津⽥梨央(名経大市邨・1年) 6-0 6-0 上野梨咲(山陽女学園・1年)
取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)
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