テニス四大大会に次ぐグレードを誇る男子ツアー「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(4月9日~16日/モナコ・モンテカルロ/クレーコート/ATP1000)が7日に組合せを発表。第1シードには世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードにはステファノス・チチパス(世界ランク3位/ギリシャ)が入った。
モンテカルロは今季3大会目のマスターズで、クレーコートで行なわれる3つのマスターズのうち最初に行なわれるトーナメント(他はマドリード・オープンとイタリア国際)。試合は64ドローで行なわれ、上位8シードまでは2回戦からの登場となる。
最注目ははやり世界1位に返り咲いたジョコビッチだろう。今年最初の四大大会である全豪オープンで10回目のタイトルを獲得。3月に開催されたインディアンウェルズとマイアミの2つのマスターズは、新型コロナウイルスのワクチン未接種により米国に入国できず出場を断念したが、「アメリカがだめならクレーコートの大会に出るほかない」とすでに気持ちは切り替わっている。
そんなジョコビッチはその後、ドバイ大会(ベスト4)に出場しただけ。他のライバルと比べれば試合数が少なくスタミナは十分に温存されている。2013年と15年大会では優勝も経験している相性のいいコートで3度目の戴冠を狙う。初戦は、ブランドン・ナカシマ(同44位/アメリカ)とマッケンジー・マクドナルド(同55位/アメリカ)の勝者と対戦する。
一方、第2シードのチチパスは今年の全豪オープン準優勝者。その後、肩を痛めて2月には一時的に戦線を離れたが現在は調子を戻している。2021年と22年大会を制しているディフェンディングチャンピオンの視線の先には、3連覇が見えているはず。その第1歩となるのは、ベンジャミン・ボンジ(同50位/フランス)とベルナベ・サパタミラレル(同43位/スペイン)の勝者との戦いから始まる。
他には、マイアミ・オープンを制したダニール・メドベージェフ(同4位/ロシア)が第3シード。第4シードにはキャスパー・ルード(同5位/ノルウェー)が入る。また、2017年大会以来の出場となる元世界王者アンディ・マリー(同57位/イギリス)は、第14シードのアレックス・デミノー(同19位/オーストラリア)と対戦する。
なお、大会通算11勝を誇るラファエル・ナダル(14位/スペイン)は、今年の全豪2回戦で痛めた股関節が完治せず。「まだ最高のレベルで戦うための準備ができておらずモンテカルロではプレーできない」とSNSを通じて出場を断念した。
また、そのナダルの後継者として注目される19歳の前世界王者カルロス・アルカラス(同2位/スペイン)も「左手の外傷性関節炎と背筋の違和感」を理由に出場辞退を表明している。
構成●スマッシュ編集部
【画像】全豪オープン2023で熱戦を繰り広げたジョコビッチやチチパスら男子選手たち!
モンテカルロは今季3大会目のマスターズで、クレーコートで行なわれる3つのマスターズのうち最初に行なわれるトーナメント(他はマドリード・オープンとイタリア国際)。試合は64ドローで行なわれ、上位8シードまでは2回戦からの登場となる。
最注目ははやり世界1位に返り咲いたジョコビッチだろう。今年最初の四大大会である全豪オープンで10回目のタイトルを獲得。3月に開催されたインディアンウェルズとマイアミの2つのマスターズは、新型コロナウイルスのワクチン未接種により米国に入国できず出場を断念したが、「アメリカがだめならクレーコートの大会に出るほかない」とすでに気持ちは切り替わっている。
そんなジョコビッチはその後、ドバイ大会(ベスト4)に出場しただけ。他のライバルと比べれば試合数が少なくスタミナは十分に温存されている。2013年と15年大会では優勝も経験している相性のいいコートで3度目の戴冠を狙う。初戦は、ブランドン・ナカシマ(同44位/アメリカ)とマッケンジー・マクドナルド(同55位/アメリカ)の勝者と対戦する。
一方、第2シードのチチパスは今年の全豪オープン準優勝者。その後、肩を痛めて2月には一時的に戦線を離れたが現在は調子を戻している。2021年と22年大会を制しているディフェンディングチャンピオンの視線の先には、3連覇が見えているはず。その第1歩となるのは、ベンジャミン・ボンジ(同50位/フランス)とベルナベ・サパタミラレル(同43位/スペイン)の勝者との戦いから始まる。
他には、マイアミ・オープンを制したダニール・メドベージェフ(同4位/ロシア)が第3シード。第4シードにはキャスパー・ルード(同5位/ノルウェー)が入る。また、2017年大会以来の出場となる元世界王者アンディ・マリー(同57位/イギリス)は、第14シードのアレックス・デミノー(同19位/オーストラリア)と対戦する。
なお、大会通算11勝を誇るラファエル・ナダル(14位/スペイン)は、今年の全豪2回戦で痛めた股関節が完治せず。「まだ最高のレベルで戦うための準備ができておらずモンテカルロではプレーできない」とSNSを通じて出場を断念した。
また、そのナダルの後継者として注目される19歳の前世界王者カルロス・アルカラス(同2位/スペイン)も「左手の外傷性関節炎と背筋の違和感」を理由に出場辞退を表明している。
構成●スマッシュ編集部
【画像】全豪オープン2023で熱戦を繰り広げたジョコビッチやチチパスら男子選手たち!