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海外テニス

「私たちと政治を関連付けないで!」ロシアの元世界2位がテニス界に蔓延する「ロシア恐怖症」に不快感<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.04.09

ロシアの元スター選手が同胞のために声を上げている。(C)Getty images

ロシアの元スター選手が同胞のために声を上げている。(C)Getty images

 女子テニス元世界ランク2位のスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)は、先日ペトラ・クビトワ(チェコ/世界ランク10位)が語ったロシア・ベラルーシ人選手の排除に関するコメントに不快感を示している。

 クビトワは最近の記者会見で、テニスの四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝コート)が今年からロシアおよびベラルーシ選手の出場を認めると発表した件について反対の意思を示した。

 また、来年7月に行なわれるパリ五輪についても「(侵攻国の)オリンピックへの出場は絶対に許可してはいけない」と強く反発し、話題となっていた。
 
 海外メディア『sportskeeda』によると、グランドスラムで2度の優勝を誇るロシアの元スターは、クビトワの発言を「ロシア恐怖症のような感情から引き起こされるもの」と批判。

 続けて「今は世界中で反ロシアのプロパガンダやロシア人ヘイトが蔓延している。しかし、アスリートはそう言った問題に巻き込まれるべきではない。彼らにはただテニスをさせてあげてほしい」として、スポーツ界を出身国に関係なく競争し、活躍できる場にすべきだと語った。

 さらに、パリ五輪への出場も認められるべきだと主張。「(ロシアの)テニス選手はそれほど政治に関心はない。自分も政治をよくわかっていないし、代表チームの同僚もそうだった。今更私たちと政治を関連付けようとしないでほしい」として、政治とスポーツを完全に切り離すべきとの考え方を示している。

構成●スマッシュ編集部

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