現在開催中の男子テニスツアー「マドリード・オープン」(4月26日~5月7日/スペイン・マドリード/クレーコート/ATP1000)は、現地4月30日にシングルス3回戦が行なわれ、第28シードの西岡良仁(日本/世界ランク34位)が登場。第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア/同6位)に2-6、5-7のストレートで敗れ、ベスト16進出を逃した。
敗れはしたものの、この日の試合では西岡がある“離れ業”を見せて会場のファンを魅了した。
ゲームカウント1-5とリードされて迎えた第1セット第7ゲーム、デュース(40-40)に持ち込まれた西岡が、デュースサイドから打ったファーストサービスは、ネットをかすめて相手側のサービスボックスを捉え、「レット」とコールされてやり直しに。続く2度目のファーストサービスも同様にレットとなり、またしてもやり直しとなってしまう。
だがこれだけでは終わらなかった。“3度目の正直”とばかりにセンターに打ち込んだ3度目のファーストサービスもレット。そしてあろうことか4度目のファーストサービスもレットになってしまったのだ。ついには観客からも歓声と拍手が巻き起こり、止まらない“レットの連鎖”に西岡も思わず苦笑いを見せる。
それでも迎えた5度目のファーストサービスで、素晴らしいコースを突いてサービスエースを決めると、再び会場は大きな歓声と温かい拍手に包まれる。これに応えるかのように西岡は、満面の笑顔を見せながら両手を上げて喜びを表現。ようやく握ったゲームポイントでもセンターへのサービスエースを奪い、何とかキープに成功した。
すぐさまテニスストリーミングサイト『Tennis TV』は、公式ツイッター(@TennisTV)を更新し、当該シーンの映像を公開。これをチェックした日本人ファンからは「4連続のレットは初めて見た!」「これはすごかった!」「4回レットからのエースはマジで面白かった!」と続々と反響が上がり、いいね!の数は500件以上にも上っている。
“レットの連鎖”で見せ場を作った西岡だったが、この試合では終始ルブレフの強烈なショットとサービスに苦戦。合計3度のブレークを献上し、1時間26分で3回戦敗退となった。
なお現時点で西岡の次戦は、5月2日に開幕するチャレンジャー大会「サルデーニャ・オープン」(イタリア・カリアリ/クレーコート)となる予定だ。
文●中村光佑
【PHOTO】全豪オープン2023で熱戦を繰り広げる西岡良仁ら男子選手たちの厳選写真!
敗れはしたものの、この日の試合では西岡がある“離れ業”を見せて会場のファンを魅了した。
ゲームカウント1-5とリードされて迎えた第1セット第7ゲーム、デュース(40-40)に持ち込まれた西岡が、デュースサイドから打ったファーストサービスは、ネットをかすめて相手側のサービスボックスを捉え、「レット」とコールされてやり直しに。続く2度目のファーストサービスも同様にレットとなり、またしてもやり直しとなってしまう。
だがこれだけでは終わらなかった。“3度目の正直”とばかりにセンターに打ち込んだ3度目のファーストサービスもレット。そしてあろうことか4度目のファーストサービスもレットになってしまったのだ。ついには観客からも歓声と拍手が巻き起こり、止まらない“レットの連鎖”に西岡も思わず苦笑いを見せる。
それでも迎えた5度目のファーストサービスで、素晴らしいコースを突いてサービスエースを決めると、再び会場は大きな歓声と温かい拍手に包まれる。これに応えるかのように西岡は、満面の笑顔を見せながら両手を上げて喜びを表現。ようやく握ったゲームポイントでもセンターへのサービスエースを奪い、何とかキープに成功した。
すぐさまテニスストリーミングサイト『Tennis TV』は、公式ツイッター(@TennisTV)を更新し、当該シーンの映像を公開。これをチェックした日本人ファンからは「4連続のレットは初めて見た!」「これはすごかった!」「4回レットからのエースはマジで面白かった!」と続々と反響が上がり、いいね!の数は500件以上にも上っている。
“レットの連鎖”で見せ場を作った西岡だったが、この試合では終始ルブレフの強烈なショットとサービスに苦戦。合計3度のブレークを献上し、1時間26分で3回戦敗退となった。
なお現時点で西岡の次戦は、5月2日に開幕するチャレンジャー大会「サルデーニャ・オープン」(イタリア・カリアリ/クレーコート)となる予定だ。
文●中村光佑
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