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元全米女王の20歳ラドゥカヌが手術により全仏、ウインブルドン欠場を発表「休養するのが残念でなりません」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.05.04

夏のトーナメントを欠場するラドゥカヌは、両手首の手術に加え、足首の手術も予定しているという。(C)Getty Images

 現地5月2日、女子テニス元世界ランク10位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/20歳/現85位)が、自身の公式インスタグラム(@emmaraducanu)を更新。四大大会「全仏オープン」(4月28日~5月11日/フランス・パリ/クレーコート/グランドスラム)と、自国で開催される「ウインブルドン」(6月3日~16日/イギリス・ロンドン/芝コート/グランドスラム)の欠場を正式に表明した。

 2021年の全米オープンでは、予選から決勝まで1セットも落とさずに勝ち上がり、当時18歳にして四大大会初優勝を果たしたラドゥカヌ。しかし、それ以降はほとんど結果を残せておらず、23年シーズンに入ってからも、度重なるケガや体調不良に苦しめられている。

 3月の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000)では、ベスト16に進出し復調の予感を漂わせていたが、右手首の違和感に悩まされていたという。クレーシーズン初戦として参戦した「ポルシェ・グランプリ」(WTA500)では、1回戦で17年全仏オープン覇者のエレナ・オスタペンコ(ラトビア/22位)にストレート負けを喫していた。
 
 現在開催中の「マドリード・オープン」(4月26日~5月7日/スペイン・マドリード/ATP1000)も、右手首の負傷により出場辞退を余儀なくされ、同大会閉幕後に更新される世界ランキングでは、100位圏外へと順位を落とすことが確定している。

 そして、今回更新したインスタグラムでラドゥカヌは、病室でベッドに横たわり、右手首に包帯が巻かれている写真を投稿し、次のようにコメントした。

「ここ10か月は、繰り返される両手首のケガに対処するため、困難な日々を送っていました。問題を解決するために、両手ともに手術します。今後数か月間、休養するのが残念でなりません。また、足首も別の手術を受ける予定です。

 夏のトーナメントを欠場するのは心苦しいですが、私を応援し続けてくれたファンの皆さまに感謝します」

 度重なるケガにより、苦しい状況に立たされているラドゥカヌ。1日でも早い回復へ向け、まずはケガの治療に専念してほしい。

構成●スマッシュ編集部

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【画像】ラドゥカヌが病室のベッドに横たわり、右手に包帯が巻かれている写真を投稿