現在、第一子の妊娠によりツアーを離脱している大坂なおみ(世界395位/25歳)が、自身への過剰な心配に対し痛烈な皮肉で反応している。
昨年9月の「東レパンパシフィック・オープン」2回戦を腹痛により棄権して以降、公式戦に出場していない元世界女王のもとには、子どもが生まれることによってこれまでと同じような活躍ができなくなるのではないかという、ファンからの心配の声が多く寄せられているようだ。
毎日のように届くそういった声に、彼女も辟易しているのかもしれない。大坂は日本時間5月13日に「私のキャリアを突然心配しはじめた人たちへ」として自身の公式ツイッターを更新した。
「男性アスリートでも、子どもが生まれたあとに著しく成績を落としてしまう人はいます。私の代わりに彼らのことを心配した方がいいかもね。心配してくれてありがとう。でも、それは必要としている人に向けてほしいです」
子どもの存在は、女性アスリートにばかり影響すると思われがちだが、そういった声は男女に関係なく向けられるべきだということだろう。彼女は自身のツイートにリプライする形で、「性別の問題にしたいわけではないけれど、もっと現実を見てほしい」とも付け加えている。
性差別のような偏ったイメージへの皮肉とも取れる彼女のツイートは、4万7千件を超える『いいね』を集め、多くのファンから「あなたは正しい。みんな女性の人生が子ども中心だと思っている」、「自分のやりたいようにするべきだよね」、「彼女のバックハンドはコート外でも最高だ」と称賛の声が寄せられている。
女子テニスでは、出産を経た復帰後3週間でグランドスラムを制したキム・クリステルス(ベルギー)や、つい先日のマドリード・オープンで女子ダブルス優勝を果たしたビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)など、子育てをしながらでも好成績を残す選手は多い。
来年の全豪オープンでの復帰を予定している大坂にも、母親になってさらに強くなった姿を期待したい。
構成●スマッシュ編集部
昨年9月の「東レパンパシフィック・オープン」2回戦を腹痛により棄権して以降、公式戦に出場していない元世界女王のもとには、子どもが生まれることによってこれまでと同じような活躍ができなくなるのではないかという、ファンからの心配の声が多く寄せられているようだ。
毎日のように届くそういった声に、彼女も辟易しているのかもしれない。大坂は日本時間5月13日に「私のキャリアを突然心配しはじめた人たちへ」として自身の公式ツイッターを更新した。
「男性アスリートでも、子どもが生まれたあとに著しく成績を落としてしまう人はいます。私の代わりに彼らのことを心配した方がいいかもね。心配してくれてありがとう。でも、それは必要としている人に向けてほしいです」
子どもの存在は、女性アスリートにばかり影響すると思われがちだが、そういった声は男女に関係なく向けられるべきだということだろう。彼女は自身のツイートにリプライする形で、「性別の問題にしたいわけではないけれど、もっと現実を見てほしい」とも付け加えている。
性差別のような偏ったイメージへの皮肉とも取れる彼女のツイートは、4万7千件を超える『いいね』を集め、多くのファンから「あなたは正しい。みんな女性の人生が子ども中心だと思っている」、「自分のやりたいようにするべきだよね」、「彼女のバックハンドはコート外でも最高だ」と称賛の声が寄せられている。
女子テニスでは、出産を経た復帰後3週間でグランドスラムを制したキム・クリステルス(ベルギー)や、つい先日のマドリード・オープンで女子ダブルス優勝を果たしたビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)など、子育てをしながらでも好成績を残す選手は多い。
来年の全豪オープンでの復帰を予定している大坂にも、母親になってさらに強くなった姿を期待したい。
構成●スマッシュ編集部