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国内テニス

全国選抜ジュニア14歳以下決勝は男女とも接戦に!男子は櫻井義浩「フォアが良かった」 女子は駒田唯衣「自分ならいけると言い聞かせた」<SMASH>

前道右京(スマッシュ編集部)

2023.05.22

14歳以下男子優勝の櫻井義浩(左)と女子優勝の駒田唯衣(右)。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

14歳以下男子優勝の櫻井義浩(左)と女子優勝の駒田唯衣(右)。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

「2023 DUNLOP CUP 全国選抜ジュニアテニス選手権大会兼ワールドジュニアテニス世界大会 代表選考会」(千葉県・吉田記念テニス研修センター/ハードコート)の決勝戦が5月21日に行なわれ、14歳以下男子は櫻井義浩(関東・SYSテニスクラブ)、女子は駒田唯衣(東海・GITC)が全国制覇を果たした。

 男子の頂点に立った第5シードの櫻井は、決勝で第7シードの川口孝大(関東・はちおうじ庭球塾)に7-6(1)、3-6、6-3で勝利。粘り強いストロークを武器とする櫻井は、強烈なスピンを放つ川口の攻めに耐え切り、「昨日の試合で結構疲れていて足が結構きつかったんですけど、粘って優勝できてよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 また、「決勝ではフォアハンドが良かった」と振り返った櫻井は、「我慢強く、メンタルが折れないように心がけた」と勝因を分析。今後に向けては、「ITFの大会に出ようと思っている」と見通しを明かし、「ジョコビッチのストロークを真似し、アルカラスみたいにドロップなど色々なショットが打てる選手になりたい」と理想のプレースタイルを語った。
 
 一方、女子は第8シードの駒田がノーシードの渡辺葵依(中国・Scratch)を5-7、6-1、6-3の逆転で下して優勝。先にセットを取れられる苦しい展開だったが、「自分ならいけるって思って、試合中に言い聞かせながらプレーをしていた」といい、「2セット目を取った勢いで3セット目も取れた」と振り返っている。

 準優勝の渡辺もスライスなど緩急をつけたショットで対抗するが、「相手にストレートに展開されないようアングルショットやロブを使ったりして、自分が先にストレートに打つように展開していました」と駒田はコメント。最後は白熱のロングラリーを制し、激戦に終止符を打った。

 21日に行なわれた14歳以下の試合結果は以下の通り。

【全国選抜ジュニアテニス選手権大会】 
◆男子結果
決勝/櫻井義浩(関東・SYSテニスクラブ)[5] 7-6(1) 3-6 6-3 川口孝大(関東・はちおうじ庭球塾)[7]
3位決定戦/小林兼輔(関東・桜田倶楽部)[4] 6-2 6-4 三好碧生(関西・パブリックTE)[3]
◆女子結果
決勝/駒田唯衣(東海・GITC)[8] 5-7 6-1 6-3 渡辺葵依(中国・Scratch)
3位決定戦/佐脇京(関東・桜台テニスクラブ)[6] 6-1 6-4 伊藤凛(関東・狛江インドアジュニアATPチーム)[2]

([]内の数字はシード番号)

取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)

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