今年から創設されたITF(国際テニス連盟)ワールドツアーの「W15柏 大東建託オープン supported by JWT50」が吉田記念テニス研修センター(千葉県柏市)で開催。6月11日にはシングルス決勝が行なわれ、伊藤あおいが記念すべき初代チャンピオンに輝いた。
この大会は日本女子テニスのレジェンドである伊達公子さんや杉山愛さんらで構成する「Japan Women's Tennis Top50 Club」(JWT50)が、世界への登竜門として作ったITFツアー6大会のうちの1つだ。
下部ツアーであるITFツアーの中でも、最も低いグレードであるW15(賞金総額15,000ドル)に設定。世界のポイントを持たないジュニアや若手でも出場しやすく、国際舞台への最初の足掛かりにしてほしいという思いから6つの大会は作られた。
11日のシングルス決勝を制した伊藤はプロ2年目の19歳。「自分のプレーは足をめっちゃ動かすとか、体力じゃなくて、テクニックで勝負するテニスです」の言葉どおり、今大会でも変幻自在のテニスで白星を重ねて1セットも落とさずにトーナメント表を駆け上がった。
決勝戦の相手は今年早稲田大学を卒業してプロになったばかりの吉岡希紗。予選からの勝ち上がりながら、こちらも1セットも失うことなく決勝まで駒を進めてきた勢いのある22歳の選手だ。
伊藤のサービスで始まった決勝の第1セット。第1ゲームでいきなりサービスをブレークされた伊藤だが、続く第2ゲームでブレークバックに成功。取って取られるの展開が続くなか、5-4で迎えた第10ゲームで3度目のブレークに成功して伊藤が第1セットをものにする。
第2セットに入ると伊藤はさらにギアを上げる。安定したサービスをベースにきっちりとポイントへとつなげて吉岡に付け入る隙を与えず。第4ゲームで吉岡のサービスをブレークして3-1とリードを広げると、さらに第6ゲームもブレークして5-1。サービングフォーザマッチとなった第7ゲームでは最初のマッチポイントをしっかり取り切ってタイトルを手にした。
◆女子シングルス決勝結果
伊藤あおい[1] 6-4 6-1 吉岡希紗[Q]
※名前の後の[ ]内の数字はシード順位、Qは予選勝ち上がり
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】2022全日本選手権を戦う伊藤あおい他、日本人選手たち
この大会は日本女子テニスのレジェンドである伊達公子さんや杉山愛さんらで構成する「Japan Women's Tennis Top50 Club」(JWT50)が、世界への登竜門として作ったITFツアー6大会のうちの1つだ。
下部ツアーであるITFツアーの中でも、最も低いグレードであるW15(賞金総額15,000ドル)に設定。世界のポイントを持たないジュニアや若手でも出場しやすく、国際舞台への最初の足掛かりにしてほしいという思いから6つの大会は作られた。
11日のシングルス決勝を制した伊藤はプロ2年目の19歳。「自分のプレーは足をめっちゃ動かすとか、体力じゃなくて、テクニックで勝負するテニスです」の言葉どおり、今大会でも変幻自在のテニスで白星を重ねて1セットも落とさずにトーナメント表を駆け上がった。
決勝戦の相手は今年早稲田大学を卒業してプロになったばかりの吉岡希紗。予選からの勝ち上がりながら、こちらも1セットも失うことなく決勝まで駒を進めてきた勢いのある22歳の選手だ。
伊藤のサービスで始まった決勝の第1セット。第1ゲームでいきなりサービスをブレークされた伊藤だが、続く第2ゲームでブレークバックに成功。取って取られるの展開が続くなか、5-4で迎えた第10ゲームで3度目のブレークに成功して伊藤が第1セットをものにする。
第2セットに入ると伊藤はさらにギアを上げる。安定したサービスをベースにきっちりとポイントへとつなげて吉岡に付け入る隙を与えず。第4ゲームで吉岡のサービスをブレークして3-1とリードを広げると、さらに第6ゲームもブレークして5-1。サービングフォーザマッチとなった第7ゲームでは最初のマッチポイントをしっかり取り切ってタイトルを手にした。
◆女子シングルス決勝結果
伊藤あおい[1] 6-4 6-1 吉岡希紗[Q]
※名前の後の[ ]内の数字はシード順位、Qは予選勝ち上がり
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】2022全日本選手権を戦う伊藤あおい他、日本人選手たち