今週行なわれている男子テニスツアーの下部大会「カリビアン・オープン」(6月12日~18日/プエルトリコ・パルマス・デル・マル/ハードコート/ATPチャレンジャー75)で約1年8カ月ぶりに実戦復帰を果たした元世界ランク4位の錦織圭(33歳)が、完全復活に向けて最高のスタートを切った。現地6月13日に行なわれた1回戦で世界333位のクリスチャン・ランモ(アメリカ)に6-2、6-4のストレートで勝利。見事復帰戦を白星で飾った。
キャリア最長となる600日以上のブランクがあった中で圧巻のプレーを見せた錦織の復帰戦勝利は、海外メディアでも大々的に報じられている。ATP(男子プロテニス協会)の公式サイトは「20カ月ぶりの試合となったカリビアン・オープン1回戦でニシコリが勝利」との見出しで記事を配信。「素晴らしいコートカバーリング力を披露し、カリビアン・オープンでアメリカのクリスチャン・ランモを6-2、6-4で下した」と伝えた。
スペインのニュースメディア『As』は「12個のATPタイトルを獲得した元世界4位の錦織は、昨年受けた股関節の手術により、2022年は大会に出場できず、23年シーズンに入ってからもツアーから離れていた」と前置きしつつ、「彼は笑顔を取り戻した。錦織圭の約2年越しの勝利を目の当たりにして、テニス界は微笑んでいる」と独特の表現を交えて日本のエースの復活を祝福した。
また著名テニスジャーナリストのジョセ・モルガド氏は自身のツイッター(@josemorgado)を通じて、華やかなカムバックを遂げた錦織を手放しに称賛。錦織と同年代のライバルである元世界3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ/32歳)が、約2年ぶりの復帰戦となった現地12日の「リベマ・オープン」(6月12日~18日/オランダ・スヘルトーヘンボス/グラスコート/ATP250)1回戦で勝利を収めたことに触れつつ、以下のように綴った。
「非常に楽しいポイントや素晴らしいショットメイキングがたくさんあった。昨日復帰したラオニッチもそうだが、長い間ツアーを離れていたのに素晴らしいレベルだ」
なお勝利した錦織は現地15日に予定されている2回戦でミッチェル・クルーガー(アメリカ/258位)と対戦する。次戦も伸び伸びとプレーする姿を見せてほしい。
文●中村光佑
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ
キャリア最長となる600日以上のブランクがあった中で圧巻のプレーを見せた錦織の復帰戦勝利は、海外メディアでも大々的に報じられている。ATP(男子プロテニス協会)の公式サイトは「20カ月ぶりの試合となったカリビアン・オープン1回戦でニシコリが勝利」との見出しで記事を配信。「素晴らしいコートカバーリング力を披露し、カリビアン・オープンでアメリカのクリスチャン・ランモを6-2、6-4で下した」と伝えた。
スペインのニュースメディア『As』は「12個のATPタイトルを獲得した元世界4位の錦織は、昨年受けた股関節の手術により、2022年は大会に出場できず、23年シーズンに入ってからもツアーから離れていた」と前置きしつつ、「彼は笑顔を取り戻した。錦織圭の約2年越しの勝利を目の当たりにして、テニス界は微笑んでいる」と独特の表現を交えて日本のエースの復活を祝福した。
また著名テニスジャーナリストのジョセ・モルガド氏は自身のツイッター(@josemorgado)を通じて、華やかなカムバックを遂げた錦織を手放しに称賛。錦織と同年代のライバルである元世界3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ/32歳)が、約2年ぶりの復帰戦となった現地12日の「リベマ・オープン」(6月12日~18日/オランダ・スヘルトーヘンボス/グラスコート/ATP250)1回戦で勝利を収めたことに触れつつ、以下のように綴った。
「非常に楽しいポイントや素晴らしいショットメイキングがたくさんあった。昨日復帰したラオニッチもそうだが、長い間ツアーを離れていたのに素晴らしいレベルだ」
なお勝利した錦織は現地15日に予定されている2回戦でミッチェル・クルーガー(アメリカ/258位)と対戦する。次戦も伸び伸びとプレーする姿を見せてほしい。
文●中村光佑
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ