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海外テニス

ウインブルドンが2023年大会の賞金額を発表!シングルス優勝はなんと4億円オーバー !!<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.06.15

前年よりも10パーセント以上賞金がアップされるウインブルドンでは、賞金総額が約79億円と史上最高になることが明らかになった。(写真は昨年大会男子単優勝のジョコビッチ)(C)Getty Images

前年よりも10パーセント以上賞金がアップされるウインブルドンでは、賞金総額が約79億円と史上最高になることが明らかになった。(写真は昨年大会男子単優勝のジョコビッチ)(C)Getty Images

 テニス四大大会「ウインブルドン」(7月3日~16日/イギリス・ロンドン/芝コート/グランドスラム)の主催者が現地6月14日、2023年大会の賞金総額が過去最高の4470万ポンド(約79億7,400万円)になることを発表。テニス競技で提供される賞金としては、2022年大会よりも11.2パーセント、新型コロナウイルスによるパンデミック前の2019年よりも17.1パーセントアップされた。

 これによってシングルスの優勝賞金は、235万ポンド(約4億1900万円)。今年開催された四大大会の優勝賞金「全豪オープン」(297万5000豪ドル/約2億7000万円)と「全仏オープン」(230万ユーロ/約3億4300万円)を抜いてトップに躍り出た。

 大会を主催するオールイングランドローンテニス&クローケークラブ(AELTC)のイアン・ヒューイット会長は、「今年のチャンピオンシップ(ウインブルドン)に出場する選手たちに、ほとんどの種目で前年よりも10パーセン以上アップした記録的な賞金を提供できることをうれしく思っている」と大会の公式ホームページを通じてコメントを出している。

 同会長によると「(大会)序盤戦の選手へのサポートも重要視」されており、例えば3回戦まである予選の1回戦に出場しただけでも、前年よりも15.9パーセント増の1万2750ポンド(約227万円)を得ることができきる。トップ選手と比べて経済的に余裕のない下位選手にとって、これは非常にありがたい措置と言えるだろう。
 
 昨年はロシアによるウクライナ侵攻を受けてAELTCは、ロシアとベラルーシ国籍の選手を除外して大会を実施した。だが、今年は一定の条件付きで両国の選手の参戦を認めている。その判断を巡っては現在も賛否両論が巻き起こっているが、大会自体のレベルは間違いなく上がり、賞金額が大幅にアップされた今大会にふさわしい熱戦が見られるはずだ。

【ウインブルドン2023/主な賞金額】

◆シングルス/128ドロー(男女共通)
優勝者:235万ポンド(約4億1900万円)
準優勝者:117万5000ポンド(約2億960万円)
準決勝進出者:60万ポンド(約1億700万円)
準々決勝進出者:34万ポンド(約6065万円)
4回戦進出者:20万7000ポンド(約3690万円)
3回戦進出者:13万1000ポンド(約2337万円)
2回戦進出者:8万5000ポンド(約1516万円)
1回戦出場:5万2000ポンド(約980万円)
予選3回戦進出者:3万6000ポンド(約642万円)
予選2回戦進出者:2万1750ポンド(約388万円)
予選1回戦出場:1万2750ポンド(約227万円)

◆ダブルス/64ドロー(男女共通)
優勝者:60万ポンド(約1億700万円)
準優勝者:30万ポンド(約8500万円)
準決勝進出者:15万ポンド(約2675万円)
準々決勝進出者:7万5000ポンド(約1338万円)
3回戦進出者:3万6250ポンド(約646万円)
2回戦進出者:2万2000ポンド(約392万円)
1回戦出場:1万3750ポンド(約245万円)

◆ミックスダブルス/32ドロー
優勝者:12万8000ポンド(約2283万円)
準優勝者:6万4000ポンド(約1141万円)
準決勝進出者:3万2000ポンド(約570万円)
準々決勝進出者:1万6500ポンド(約294万円)
2回戦進出者:7750ポンド(約138万円)
1回戦出場:4000ポンド(約71万円)

構成●スマッシュ編集部

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