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海外テニス

元世界3位のチリッチが右ヒザのケガでウインブルドン欠場「ファンが恋しくてたまらない」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.06.29

芝のコートと相性の良いチリッチだが、ケガの回復が間に合わず無念の欠場となった。(C)Getty Images

芝のコートと相性の良いチリッチだが、ケガの回復が間に合わず無念の欠場となった。(C)Getty Images

 現地時間6月28日、男子テニス元世界ランク3位のマリン・チリッチ(クロアチア/現世界ランク100位)が、自身の公式インスタグラム(@marincilic)を更新。今シーズン初めに負った右ヒザのケガにより、来週開幕する四大大会「ウインブルドン」(7月3日~16日/イギリス・ロンドン/芝コート)を欠場すると発表した。

 34歳のチリッチは、今年1月に行なわれた「タタ・オープン・マハラシュトラ」(インド・プネー/ハードコート/ATP250)でベスト8に進出。ところが準々決勝の直前に行なった練習で右ヒザを負傷し、同ラウンドの棄権を余儀なくされていた。

 その後「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート/グランドスラム)を欠場し手術に踏み切ると、1月末には自身のSNSを通じて同箇所の手術を終えたことを報告。それから、ツアーを離脱しリハビリに専念していたチリッチだが、回復が間に合わず、ウインブルドン欠場となってしまった。
 
 このほど更新した公式SNSでは、「芝のシーズン、特にウインブルドンを欠場するのは悲しい。これは全てのテニスプレーヤーにとって最大の舞台だが、回復を急がないことがいかに重要かはわかっている」と続け、「ここ数週間、術後のトレーニングはおおむねうまくいっている。だからポジティブに、長期的な回復に集中しているよ」と記した。

 芝のコートではツアーで31勝13敗と戦績を残し、2017年のウインブルドンで決勝に進出しているチリッチ。得意としているサーフェスなだけに残念な欠場となってしまったが、最後にファンへの感謝を交えて以下のように綴った。

「すぐに試合に出られることを願っている。ツアーやトーナメント、ファンが恋しくてたまらないし、コートに立って戦うワクワク感を早く味わいたい。それまではトレーニングに励み、モチベーションを高めていくつもりだ。ファンの皆さんいつも応援ありがとうございます」

 なかなかツアー復帰できず心配は募るばかりだが、錦織圭(同493位)が1年8か月のリハビリ期間を経て復活を遂げたように、少しずつ回復を待つしかないのだろう。また錦織、ミロシュ・ラオニッチ(同840位/カナダ)らとのライバル争いが見られる日が来るのを心待ちにしたい。

構成●スマッシュ編集部

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