女子テニス元世界ランク2位のベラ・ズボナレワ(ロシア/現655位)が「ワルシャワ・オープン」(7月24日~30日/ポーランド・ワルシャワ/ハードコート/WTA250)出場のためポーランドへ入国しようとしたところ、「国家の安全と治安上の理由」で入国を拒否され、大会欠場を余儀なくされたという。
ポーランドのスポーツメディア『TVP Sport』によると、セルビアから飛び立ったズボナレワはワルシャワのショパン空港に到着後、同空港のトランジットゾーンに留置され、その後モンテネグロの首都であるポドゴリツァへ送り返された。
この一件に関するポーランド内務省の声明では、「ロシア政権とベラルーシ政権に反対する立場から、ポーランドはロシアとベラルーシを支持する人物の入国を拒否する」とされており、どうやらズボナレワはこれに該当したようだ。
また、WTA(女子テニス協会)の公式ツイッターも元スター選手のトラブルに反応。「全ての選手の安全と幸福がWTAの最優先事項です。ベラ・ズボナレワはポーランドを出発し、私たちはこの問題を大会と共に精査していく予定です」として、ズボナレワへのサポートを表明している。
この出来事はロシア国内でも問題視されており、ロシア国営メディアの『タス通信』によると、同国スポーツ委員会のドミトリー・スビシチェフ委員長は「WTAはズボナレワに対する入国拒否を理由に、ポーランドでの大会開催資格を剥奪すべき」と発言。
また同国の名誉コーチであるビクトル・ヤンチュク氏も「ズボナレワへの措置はスポーツマンシップに反している」としてポーランド当局を批判している。
構成●スマッシュ編集部
ポーランドのスポーツメディア『TVP Sport』によると、セルビアから飛び立ったズボナレワはワルシャワのショパン空港に到着後、同空港のトランジットゾーンに留置され、その後モンテネグロの首都であるポドゴリツァへ送り返された。
この一件に関するポーランド内務省の声明では、「ロシア政権とベラルーシ政権に反対する立場から、ポーランドはロシアとベラルーシを支持する人物の入国を拒否する」とされており、どうやらズボナレワはこれに該当したようだ。
また、WTA(女子テニス協会)の公式ツイッターも元スター選手のトラブルに反応。「全ての選手の安全と幸福がWTAの最優先事項です。ベラ・ズボナレワはポーランドを出発し、私たちはこの問題を大会と共に精査していく予定です」として、ズボナレワへのサポートを表明している。
この出来事はロシア国内でも問題視されており、ロシア国営メディアの『タス通信』によると、同国スポーツ委員会のドミトリー・スビシチェフ委員長は「WTAはズボナレワに対する入国拒否を理由に、ポーランドでの大会開催資格を剥奪すべき」と発言。
また同国の名誉コーチであるビクトル・ヤンチュク氏も「ズボナレワへの措置はスポーツマンシップに反している」としてポーランド当局を批判している。
構成●スマッシュ編集部