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国内テニス

新設の「アスアスラボ国際チャレンジカップ」第3週、川岸七菜/吉岡希紗が複制覇! 単は倉持美穂が決勝へ<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.08.12

「W15札幌」3週目、ダブルスを制した川岸七菜/吉岡希紗ペア。写真:(C)JWT50

「W15札幌」3週目、ダブルスを制した川岸七菜/吉岡希紗ペア。写真:(C)JWT50

 今年から創設された女子のITF(国際テニス連盟)ワールドツアー「W15札幌 アスアスラボ国際チャレンジカップsupported by JWT50」のWEEK3が、平岸庭球場(北海道札幌市)で開催されている。8月12日にはダブルス決勝が行なわれ、日本の川岸七菜/吉岡希紗がバク・ダヨン/ジョン・ボヨン(韓国)を6-3、6-3で下し、優勝を飾った。

 この大会は日本女子テニスのレジェンドである伊達公子さんや杉山愛さんらで構成する「Japan Women's Tennis Top50 Club」(JWT50)が、世界への登竜門として作ったITFツアー6大会のうちの1つだ。

 下部ツアーであるITFツアーの中でも、最も低いグレードであるW15(賞金総額15,000ドル)に設定。世界のポイントを持たないジュニアや若手でも出場しやすく、国際舞台への最初の足掛かりにしてほしいという思いから6つの大会は作られた。

 今回の「W15札幌アスアスラボ国際チャレンジカップ」は、WEEK1(7月24日~30日)、WEEK2(7月31日~8月6日)、WEEK3(8月7日~13日)と、同一会場で3大会続けて開催されており、今週はその3週目だ。選手の移動負荷が少なく、遠征費も削減され、より多くのプレーヤーがエントリーしやすくなっている。

 ダブルス第3シードの川岸/吉岡の22歳ペアは、初戦でフルセットのマッチタイブレーク10-8という激戦を切り抜けると波に乗り、準々決勝、準決勝はストレートで快勝。決勝の相手は前週準優勝した韓国ペアだったが、2人の勢いは止まらなかった。第1セットは相手のサービスゲームを4回ブレークし、自分たちのサービスダウンは2つに抑え、6-3で先行して流れを作る。
 
 第2セットは4-3までキープが続く展開となったが、川岸/吉岡は第8ゲームで値千金のブレークに成功。続くゲームをきっちりキープして6-3とし、1時間14分で勝利を手にした。

 川岸は単複を通じてこれがITF初タイトル。吉岡はキャリア複3勝目(今季2勝目)で、シングルスで敗れたバクへの雪辱をダブルスで果たす形となった。

 また、同日行なわれたシングルス準決勝では、第3シードの倉持美穂が第1シードのリー・ヤーシュエン(台湾)を6-2、6-3で破る殊勲。13日の決勝では今季3勝目を目指し第2シードのバクと対戦する。

 8月12日の試合結果は以下の通り。

◆女子ダブルス決勝
川岸七菜/吉岡希紗[3] 6-3 6-3 バク・ダヨン/ジョン・ボヨン(韓国)

◆女子シングルス準決勝
倉持美穂[3] 6-2 6-3 リー・ヤーシュエン(台湾)[1]
バク・ダヨン(韓国)[2] 6-3 6-4 ウー・ホーチン(香港)[4]

※[ ]内の数字はシード順位

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】倉持美穂、吉岡希紗が学生時代にそれぞれ単複を制した2020関東学生トーナメント
 

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