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海外テニス

「ポイントやり直しだろう!」マッチポイントでラケット破壊のティアフォー。ポイントペナルティで劇的な幕切れ<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.09.17

ラケット破壊によりあっけない幕切れとなってしまったティアフォー(C)Getty images

ラケット破壊によりあっけない幕切れとなってしまったティアフォー(C)Getty images

 現在、ヨーロッパの4都市で開催されている男子テニス国別対抗戦デビスカップ・ファイナルズのグループステージ。グループDの国々が激突するクロアチアのスプリットでは、現地時間14日にアメリカ対オランダの対戦が行なわれたが、このうちの1試合がまさかの幕切れとなり話題を呼んだ。

 デビスカップ・ファイナルズではシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合で勝敗を決する。アメリカチームはシングルス第1試合で、トミー・ポール(アメリカ/同13位)がボティック・ファンデザンツフープ(オランダ/世界ランク68位)に6-7(2)、2-6で敗れ、後がなくなってしまった。

 そして、迎えたシングルス第2試合。フランシス・ティアフォー(アメリカ/同11位)とタロン・フリークスポール(オランダ/同24位)のエース対決が行なわれ、第1セットはオランダ、第2セットはアメリカが奪取し、試合の行方は最終セットへ。

 激しい打ち合いとなったこのセットはタイブレークまでもつれ込み、アメリカが2ー5とリードを奪われた状態でオランダのサービスというピンチに。ここでフリークスポールがアドサイドからセンターへ際どいファーストサービスを放ったが、線審はフォールトの判定を下した。
 
 フリークスポールはこの判定を不服としてチャレンジをコール。映像ではボールはラインを捉えており、この時のティアフォーのリターンは相手コートまで届いていなかったため、オランダがマッチポイントを迎えることになった。

 しかし、今度はこれにティアフォーが猛抗議。自身がリターンを打つ前にフォールトのコールがあったため、ポイントをやり直すべきだと主張した。トーナメントレフェリーまで呼び出して自身の主張を訴えたが、結局判定が覆ることはなく、ティアフォーの怒りが爆発。コートへ何度もラケットを叩きつけて破壊してしまった。

 すると主審は、この行動がスポーツマンシップに反すると判断し、ティアフォーにポイントペナルティを宣告。思いもよらぬ形で試合終了となり、ダブルス1試合を残してアメリカの敗退が決まった。

 テニスのストリーミングアプリ『TennisTV』の公式X(旧ツイッター)は、この瞬間の映像を「試合終了間際のクレイジーなドラマ」と綴って投稿。テニスファンからは「やり直しにするべきだろう!」、「いや、フォールトのコールはティアフォーのショットに影響を与えていないから判定通り」と、賛否両論が巻き起こっている。

構成●スマッシュ編集部

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