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日本人対決を制して、本玉真唯、西郷里奈、川口夏実の3名が本戦へ!「東レパンパシフィックオープンテニス予選」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.09.24

2年連続で東レPPO本戦出場を決めた本玉真唯は「思いきり戦おうと思う」と大舞台を前に意気込む。写真:スマッシュ編集部

 国内最高峰の女子テニス大会「東レ パン パシフィック オープンテニス 2023」(9月25日~10月1日/東京・有明/WTA500)は9月24日、予選決勝5試合を実施。本戦への切符を目指して戦った10選手のうち日本人は6名で、いずれも日本人対決となった。

 なかでも注目を集めたのが本玉真唯(143位)と齋藤咲良(449位)による一戦。本玉は前週開催された「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス」(大阪/WTA250)でベスト4進出を決めるなど勢いは十分。一方の齋藤は今季開催されたグランドスラム・ジュニア(四大大会のジュニア部門)のダブルスで3つの準優勝(全豪、全仏、全米)を記録し、全米ジュニアのシングルスではベスト8進出を果たした期待の16歳である。

 勝てば本戦出場が決まる一番は、「朝からすごく緊張していた」もののしっかりと身体を作ってきた本玉が序盤からゲームの流れをつかむ。「相手はジュニアではあるが昨日もいいプレーをしていたので、自分はそれ以上のプレーをしようと心掛けた」振り返る本玉。勝ち急ぐ気持ちを抑えつつ、大事な場面でしっかりとポイントを取り切って付け入る隙を与えず。6-2、6-2のストレートで勝利を決めた。
 
 本玉は試合後、「今年も(東レの)本戦で戦えるのはすごくうれしいし、大阪ですごくいいプレーをしてここへ来て、こうして本戦出場を自分の力で取れたことは自信にもなる。明日の1回戦も思いきり戦おうと思っています」と力を込める。本玉の1回戦の相手は、日比野菜緒(92位)となった。

 一方、敗れたとはいえ今回の予選で大いに存在感を放った齋藤は「(予選決勝では)同じ日本人選手ということで硬くなったところもありますが、ラリーとかは手応えもあったので、負けてしまいましたが、いい経験ができたかなと思います」と収穫を口にした。

 2日間にわたり行なわれた予選を経て、いよいよ25日から始まる本戦。センターコートの第1試合には、前述した大阪大会でツアー初優勝を飾っている19歳、アシュリン・クルーガー(アメリカ/73位)とアンヘリーナ・カリニナ(ウクライナ/28位)の1戦が組まれている。

[24日/予選決勝結果]
本玉真唯〇 62 62 ●齋藤咲良
西郷里奈〇 61 63 ●細木咲良
川口夏実〇 76(2) 64 ●坂詰姫野
ハリエット・ダート(イギリス)〇 60 64 ●オクサナ・カラシニコワ(ジョージア)WC
デスピナ・パパミハイル(ギリシャ)〇 64 63 ●エレン・ペレス(オーストラリア)
※WC=主催者推薦出場

構成●スマッシュ編集部

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