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アルカラスが世界ランク1位奪還のカギに言及「浮き沈みのない強いメンタリティが必要なんだ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.10.07

今季の最終目標として世界1位奪還と2年連続の年間1位獲得を狙うアルカラス。(C)Getty Images

 現在開催中の男子テニスツアー「ロレックス上海マスターズ(10月4日~15日/中国・上海/ハードコート/ATP1000)」にエントリーしているカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランキング2位/20歳)が、1位奪還と2年連続の年間1位獲得に向けて思いを語った。

 前週開催された「中国オープン」(北京/ATP500)の準決勝で同世代のライバル、ヤニック・シナー(イタリア/同4位/22歳)にストレート負けを喫したアルカラスは「(コーチの)ファン・カルロスとは、どうすればもっと良いプレーができるかを話し合った。そしてもう一度試合の画像を見て、物事をより明確に捉え、何が起こったのかを研究し、トレーニングしてきた」と振り返り、「(上海で戦う)準備はできている」と力を込める。

 そんなアルカラスが現在目指しているのが、「できるだけ早い段階でランキング1位を取り戻し、最終的に年間1位になること」だ。その目標をクリアするには男子テニス界の絶対的王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)の壁を破らなければならない。
 
「ジョコビッチのことは、ほとんど全ての練習において頭の中にある。彼に追いつくためには、全てのボールで100パーセントの力を発揮しなければならない」と語るアルカラスは、王者との戦いで鍵となるのは強靭なメンタルだと考えている。

「いつも言っていることだけど、メンタル面は練習の中で最もタフな部分だけど、同時にテニスという競技で一番になりたいのであれば、最も重要なことでもある」と語る。「僕は毎回、練習や試合で努力し、自分の良くなかったところから学ぼうとしている。ベストを尽くしたいから、同じレベルでプレーするために、浮き沈みのない強いメンタリティが必要なんだ」

 王座争いを繰り広げているジョコビッチがエントリーしていない今回の上海マスターズで、果たしてアルカラスはどんな結果を残すのか。その初戦は現地7日、グレゴワール・バレール(フランス/73位)との戦いで幕を開ける。

構成●スマッシュ編集部

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