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海外テニス

BJK杯コロンビア戦、日本代表に日比野、本玉らベストメンバー招集。「総合力で戦っていく」と杉山監督<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.10.14

日比野菜緒(左)、本玉真唯(右)ら、ランキング上位選手を揃えた日本代表。来年のファイナル予選進出を懸けてコロンビアを迎え撃つ。写真:滝川敏之

日比野菜緒(左)、本玉真唯(右)ら、ランキング上位選手を揃えた日本代表。来年のファイナル予選進出を懸けてコロンビアを迎え撃つ。写真:滝川敏之

 女子テニスの国別対抗戦「2023ビリー・ジーン・キング・カップ」(BJK杯)プレーオフ、日本対コロンビア戦が、11月10日(金)~11日(土)に東京・有明コロシアムで開催される。その両国代表メンバーが発表され、日本は単複の上位ランカーがずらりと顔を揃えた。

 日本の杉山愛監督が選んだのは下記の5選手。

・日比野菜緒(世界ランキング単92位/複140位)
・本玉真唯(単120位/複130位)
・坂詰姫野(単177位/複564位)
・青山修子(複14位)
・柴原瑛菜(単518位/複17位)

 これは日本選手の世界ランク・シングルス上位3人、ダブルス上位2人にあたり、まさにベストメンバーと言える布陣だ。杉山監督は「選考では世界ランキングが大きなポイントになった。シングルスでは頭を悩ませた部分もあるが、最終的には今のランキングの上位3人を選ぶことになった。さらに青山/柴原という経験豊富なダブルスにアプローチをかけて快く受けてもらった」とメンバー選出の理由を説明。

 4月のアジア/オセアニア(AO)・グループ1部の時には不在だった日比野が加わったことについては、「(当時は)ランキングを上げることに集中したいということだった。トップ100に返り咲いて今回はすぐに『はい』と言ってもらえた。チームの中心で支えになるよう頑張ってもらいたい」と経緯を語った。
 
 対するコロンビアのメンバーは下記の5人。

・カミラ・オソリオ(単75位/複475位)
・エミリアナ・アランゴ(単115位/複658位)
・マリア・フェルナンダ・ヘラソ(単402位/複182位)
・ユリアナ・リザラソYuliana Lizarazo(単711位/複112位)
・マリア・パウリナ・ペレスMaria Paulina Perez(単1142位/複121位)

 杉山監督は「ランキングを見てもそれほど差がない。どちらにもチャンスがある。日本にとっていいチャレンジだと思う。総合力で戦っていかないと勝利を手繰り寄せることはできない」と気を引き締めた。

 今回のBJK杯プレーオフは2024年ファイナル予選の出場権を懸けた戦い。今年4月に行なわれた2023ファイナル予選の敗者8カ国と、各ゾーングループ1部を勝ち上がった8カ国の計16カ国の間で抽選を行ない、8対戦が行なわれる。

 日本は4月のAOグループ1部を全勝し、1位でプレーオフに進出。アメリカゾーンで2位だったコロンビアとの対戦となった。国別ランキングは日本が19位、コロンビアが29位で、過去の対戦成績は日本の2勝0敗。直近では1993年に対戦し、沢松奈生子、遠藤愛らの活躍により3-0で勝利している。

 試合は初日にシングルス2試合、2日目にシングルス2試合とダブルス1試合を行なう5試合制(3勝で勝利)で、全て3セットマッチ。勝てば来年のファイナル予選に進むが、敗れると再びグループ1部に回ることになる。

構成●スマッシュ編集部

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