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国内テニス

【全日本テニス4日目男子】出場選手最年長の35歳、伊藤竜馬が初戦突破。コーチと二足のわらじで「今が一番楽しい!」<SMASH>

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2023.10.31

過去2回優勝の伊藤竜馬が最後は底力を見せてフルセット勝ち。「プレーや駆け引きを楽しみたい」と気負わずに全日本に臨む。写真:滝川敏之

過去2回優勝の伊藤竜馬が最後は底力を見せてフルセット勝ち。「プレーや駆け引きを楽しみたい」と気負わずに全日本に臨む。写真:滝川敏之

 テニスの日本チャンピオンを決める「三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権98th」(10月28日~11月5日/東京・有明/ハードコート)は10月31日に第4日を迎え、男女シングルス2回戦の残りなどが行なわれた。

 男子ではシングルス本戦出場選手で最年長の35歳、伊藤竜馬が第3シードとして登場。今季は望月慎太郎など若手のコーチと二足のわらじを履く伊藤は、小倉孝介を相手に第1セットを快調に奪うも、第2セットはパワーが続かず奪い返されてしまう。

 しかし「最近は試合をしていなかったので長くなると想定していた。うまくコートとコンディションを噛み合わせ、徐々に自分のパフォーマンスが良くなった」と落ち着いて対応。第3セットは相手の失速もあり、6-0で突き放した。

 伊藤の全日本出場は今回が12回目。以前は「自分にプレッシャーをかけてピリピリしていた」そうだが、コーチ業のかたわらプレーするようになり「今が一番楽しい!」と笑顔を見せる。出ている以上は優勝を目指すが「まずはプレーや駆け引きを楽しみたい」と伊藤。リラックスしているぶん、かえって快進撃が見られるかもしれない。
 
 その他の注目カードでは、今大会を最後の公式戦としている慶大4年の藤原智也が第11シードの川橋勇太に挑んだが、6-4、2-6、0-6で逆転負け。卒業後は一般企業に就職する藤原は、選手生活を終えた。

◆男子シングルス2回戦の結果(10月31日)
○川橋勇太(マイシン)[11] 4-6 6-2 6-0 藤原智也(慶應義塾大学)●
○伊藤竜馬(興洋海運)[3] 6-4 4-6 6-0 小倉孝介(フリー)●
○松田龍樹(ノア・インドアステージ)[6] 6-1 7-5 山中太陽(EMシステムズ)[Q] ●
○齋藤惠佑(富士住建) 3-6 6-2 6-2 西脇一樹(Team REC)[8] ●
○市川泰誠(ノア・インドアステージ)[10] 6-1 6-0 丹下颯希(日本大学)[Q] ●
○山尾玲貴(九州電力)[Q] 6-2 7-6(3) 楠原悠介(伊予銀行)[15] ●
○徳田廉大(イカイ)[5] 6-3 4-6 6-4 田口涼太郎(Team REC)●
○片山翔(伊予銀行)[9] 6-3 6-4 山崎純平(日清紡ホールディングス)● 
※[ ]内の数字はシード順位、[Q]は予選勝者

取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)

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